ビールの味を決める原料
ビールは麦芽とホップ、水、酵母を使って造られる醸造酒です。
それぞれの材料にはおいしいビール造りに欠かせないさまざまな特性があり、
材料の選び方次第でビールの味が大きく変わります。
ここでは代表的な原材料のひとつであるホップについて紹介します。
ホップとは
ホップとは麻科の蔓性多年草で、雌雄異株です。
学名はHumulus lupulusで、和名はセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)です。
ホップという名の由来はベルギーのポペリンゲ(Poperinge)という町で育てられていたことだそうです。
ホップは高さ10メートル程まで成長し、一度植えられるとその根株は10〜30年使用できます。
日本では北海道開拓使により海外から導入され、1877年から栽培が開始されたといわれています。
ホップはビールの原料の一つで、麦酒独特の苦味と香りを与える役割を果たします。
ビールのフレーバーはホップの種類により異なり、そのビールの特徴に大きな影響を与えます。
また、ビールの大きな楽しみである泡にも重要な影響を与えます。
さらに、ホップには雑菌の繁殖を抑え、ビールの保存性を高める効果もあります。
ビール以外の目的では民間薬として利用されることもあり、
生薬として健胃、鎮静効果があるといわれています。
また、ヨーロッパではハーブの一種として扱われることもあります。
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