台湾ビールは台湾の台北にある台湾タバコ&リカー社で製造されているラガービールです。創設の起源は1919年に日本の技術者が設立した高砂麦酒まで遡ることができます。
戦後、台湾のタバコ酒公売局の接収管理となり、台湾の麦酒会社としての歴史が始まります。その後、何度か名前が変わっていますが、2002年に現在の台湾タバコ&リカー社の台北ビール工場となりました。
台北ビールは豊かな香りとドライなのど越しが人気のラガービールです。
香りは強めで、麦の香りとホップのアロマをベースにハーブがアクセントとして効果的に香りの輪郭を整えているのが感じられます。
飲み口はドライな仕上がりの中にしっかりとした風味を感じることができ、口に含むと濃厚な麦の甘さと柑橘系の酸味、ホップの苦味が絶妙のバランスで口の中に広がります。後味はさっぱりとしており、ほとんど余韻を残すことなくスッと消えていきます。
ドライな仕上がりのビールですので比較的どんな料理ともよく合いますが、中華料理などの味が濃く油っぽい料理との相性は特に良くおすすめです。
【おすすめ度】
★★★★☆