シュナイダー社はヴァイスビールの父と呼ばれるゲオルク・シュナイダー氏により1855年にドイツのバイエルン州に設立された醸造所です。
設立当初はホフブロイ醸造所の一画を借りて創業していましたが、1872年に独立しました。
独立後は小麦を主に原料として使うウィートビールを中心に作り続けています。
シュナイダー・アヴェンティヌスはアルコール度数が8%と高く、赤ワインの様な芳醇な飲み応えとヴァイスビアのキレの良さを兼ね備えており、ビールのメルセデス(ベンツ)と称されることもあります。
飲み口は独特の複雑で濃厚な香りが口の中に広がり、コクと甘みのあるどっしりとした飲み応えです。
複雑な香りは麦芽とホップの甘みと苦みだけでなく、チョコレートやバナナ、マンゴー、干しぶどうの混ざり合ったもので、シナモンやクローブ等のハーブの香りと複雑に絡まり合っています。
まさにビール好きのマニアの溜めに作ったというのにふさわしい飲み応えのあるビールで、食後酒としてゆっくりと堪能したいビールです。シガーともよく合います。
【おすすめ度】
★★★☆☆