ゲッサー・ピルスナーはオーストリアのシュタイアーマルク州にあるゲッサービール醸造所で製造されているピルスナービールです。醸造所の起源は1010年に設立されたゲス尼僧院が1459年にビール造りを始めたことで、1860年にマックス・コバー氏がその僧院の一部を買い取り醸造所を設立しました。
ゲッサーのビール造りは材料にこだわりを持っており、麦芽やホップだけでなく、水など他の原材料もすべて自国産を使用しています。特に水は醸造所内に湧き出る天然水のみを使うこだわりようです。
ゲッサー・ピルスナーは爽やかでキレのある飲み口が特徴のオーストリアを代表するピルスナー・ビールです。第2次世界大戦後にオーストリアの独立に際して、各国首脳との調印を祝うパーティーで飲まれたのがこのビールでした。
香りは爽やかかつスパイシーですが、バランスが良く上品な仕上がりになっています。
口に含むと、ホップの苦味とほどよい酸味が前面に感じられ、徐々に麦のやわらかい甘味が口の中に広がります。後口もさっぱりしておりキレの良い仕上がりになっています。
あっさりとした飲み口のビールですので、比較的どんな料理ともよく合いますが、味の濃い肉料理や中華料理などと飲むのが特におすすめです。
【おすすめ度】
★★★★☆