おいしくビールを飲むのにビールの注ぎ方が重要な役割を果たします。
ビールの注ぎ方ひとつで、せっかくのおいしいビールの味が台無しになってしまうことも。
私の好きな
タイガービールですが、出張でマレーシアを訪れることが多く、
その際、レストランやホテルで同ブランドのビールを飲む機会が多いのですが、
こんな経験があります。
ホテルではキンキンに冷やされたピルスナーグラスでタイガービールがサーブされ、
上品かつキレのある飲み口が暑い気候に非常にマッチしており、
最高のビールのひとつだと思っていたのですが、野外のレストランなどで飲むと、
丈の低いタンブラーでサーブされ、冷え方も中途半端なため、
なんとも物足りない、もったりとした味わいとなってしまっています。
せっかくのすばらしい出来のビールがもったいない...
選べるなら絶対ホテルでのビールの飲み方がよいのですが、
仕事のつきあいで外での食事が多いため、なかなかホテルでの最高の状態での
楽しみ方が堪能できないのは残念です...
ここではおいしくビールを飲むための注ぎ方を紹介します。
ビールのおいしい注ぎ方の前に、まず、ビールとグラスをしっかりと冷やすようにします。
例えば、ピルスナーやラガーであれば7~8℃までしっかりと冷やします。
ペールエールなどは10℃ぐらいがちょうど良い温度になります。
また、よくある残念なシチュエーションとしては、ビールの缶や瓶を一生懸命冷やしても、
グラスがそのままのため、注いだ際にビールの温度が上がってしまうことがあります。
こんなことにならないように、グラスも一緒に冷蔵庫に入れて冷やせばいいのですが、
冷蔵庫にビールを入れっぱなしになっていることはあっても、グラスを常時入れているということは
ほとんどないでしょうから、ビールを飲む際に氷水や水道水を通してさっと冷やすようにします。
これをするだけで、ずいぶんビールの味わいが変わりますので、簡単な手間ですので、
是非、実施していただきたいとおもいます。
ようやくビールの注ぎ方ですが、下記が簡単な手順とポイントになります。
① グラスを斜め40~45℃に傾けて、ビールを近づけ、グラスの底から1/3程のところから注ぎます。
② この際、ビールが渦を巻くようにするのがポイントで、こうすることにより、
炭酸がほどよく抜け、そのビールの持つ本来の風味をより楽しむ事ができます。
③ ビールの量に合わせて、徐々にグラスを立てていきます。
④ 残り1/4程まで来たら、ビールをグラスから少し離し泡を立てるようにします。
⑤ この際、同じ位置から同じ速度で注ぎ続けるようにすることがポイントで、
そうすることによりきめの細かい均一な泡を造ることができます。
ちょっとした手間で、ビールをとてもおいしくいただけるようになるので、
是非、実践いただきたいポイントです。