イギリスのビール情報
イギリスはビールを愛する人が多く、パブ文化が深く根付いています。
中でもエールはイギリスを代表するビールで、日本でメジャーな下面発酵のラガーと違い
常温で活動する酵母を利用する上面発酵により豊かな香りが特徴です。
そのため、イギリスではその香りを十分に堪能するために、
あまり冷やし過ぎずに、常温に近い温度で飲むのが一般的な飲み方になります。
エールにもいくつかの種類があり、ペールエール、ブラウンエール、ポーターが
その代表的なものになります。
イギリスにはエールの他にも、ホップを使わないグルートエールやハチミツから造るミード、
樽の中で状態を整えてから提供するカスクコンディションエールなどがあります。
ここでは、それぞれの種類や特徴について紹介します。
イギリスビールの特徴と背景
イギリスのエールビールには様々な特徴の物がありますが、代表的な種類として下記の3+1種類のエールビールがあります。
ペールエール
ペールエールはイギリスので最も愛されるスタイルで、フルーティーな香りとホップのビターな風味が特徴のビールです。17世紀にペールエール発祥の地であるイギリス中部のバートン・オン・トレントでその製造が始まったと言われています。
ブラウンエーエル
ペールエールと並ぶエールとして人気があるのがブラウンエールで、ペールエールよりもホップの苦味や風味を抑えるかわりに、モルトの芳ばしさやまろやかな甘さを強調した仕上がりになっています。ニューキャッスルが発祥の地と言われています。
ポーター
ポーターはペールエールとブラウンエールをブレンドしたビールで、市場の荷運び人(ポーター)が好んで飲んだことからこの名前になったと言われています。
現在は黒色のロブストポーターが主流ですが、当時は濃い茶色のブラウンポーターが人気だったようです。
スタウト
スタウトは麦芽に課税されていることに目をつけたアイルランドのギネスの創始者、アーサー・ギネス氏が麦芽の代わりに焦げた麦を使用して作ったのがきっかけで、イギリスでも人気のスタイルになりました。
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