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ビールの楽しみ方の基本〜世界各国のおすすめ銘柄を紹介

Since Jun.3 2012

ベルギーのビール情報

ビールといえばドイツとベルギーと思い浮かぶほど、ベルギーはビール大国と言っても過言ではなく、ビールが人々の生活に根付いています。

ベルギーの国土は日本の九州ほどですが、その小さな国土の中に大小合わせて140種類以上もの醸造所が存在し、800種類以上のブランドのビールが作られています。
また、その一つ一つの銘柄のビールが独特の味と香りを持っており、新しいお気に入りビールと出会う事が出来るでしょう。

ベルギーは南北で異なった文化的背景を持っており、それが融合することにより、様々な味わいと香りのビールが作り出されてきました。また、ベルギーでは良質のブドウが採れなかったことからビールでワインの様な深い香りと味わいを作りだしてきたといわれています。

フランドル地方に代表されるベルギーの北部はゲルマン系の人々が多く住むオランダ語圏の地域となっており、南部のワロン地方はフランス語圏でラテン系の人々が多く暮らしています。
これらの地方にある醸造所ではその地域で好まれるビールを製造しているのは当然ですが、お互いの文化の良いところを吸収したハイブリッド的な新しい味わいのビールも作られています。

下記ではベルギービールの代表的な種類とその特徴について紹介します。



ベルギービールの特徴と背景

ベルギービールには様々な特徴の物がありますが、代表的な種類として下記の4種類のビールがあります。また、それぞれの特徴を合わせて紹介します。


アビィ・ビール
アビィ・ビールは修道院で作られるビールや修道院ビールのレシピに基づいて醸造所で造られるビールの事を指します。修道院でビール造りが行われるようになった理由は、断食中の栄養補給の目的やビールを販売することによる修道院の現金収入のため、訪問者をもてなすためなど諸説があります。

トラピスト・ビール
トラピスト・ビールとは修道院ビールの中でもトラピスト会系修道院内の醸造所で造られるビールの事で、現在は7ヶ所のみがトラピスト・ビールを名乗ることを許されています。

ランビック・ビール
ランビックビールとは古典的なビールの製造方法で生産されるビールで、今でもブリュッセル州近郊で造られています。ランビックは天然の酵母を使うことにより自然発酵させ、苦味の飛んだ古いホップを使うことにより防腐効果を得ると同時に強い酸味を引き出します。

ホワイトエール・ビール
ホワイトビールは爽やかな飲み口が人気のビールで、大麦麦芽と共に小麦も使用されます。また、オレンジピールやコリアンダーなどのハーブやスパイスによりフルーティーかつアクセントの効いた風味が特徴になります。




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