カールドンの特徴
カールドンはアーティチョークと同種のもので、花托や若葉を料理に利用することができます。
ガクが薄く細くとがっていることと、葉の切れ込みが深く、先端が鋭いトゲ状になっていること、花の色の違いが、アーティチョークとの主な違いです。
カールドンの花の色は赤紫色ですが、アーティーチョークはどちらかと言えば桃紫色です。
カールドンがアーティチョークの原種だと考えられています。
【カールドンの効能】
カールドンには肝機能強化や脂肪分解、便通作用、むくみの改善などダイエットに効果があります。
【カールドンの利用法】
カールドンの蕾もアーティチョーク同様に食用として料理に利用することができます。
開花直前のつぼみを丸ごとゆで、1枚ずつはがし、好みのソースなどをつけて食べます。
開花直前に収穫する充実したつぽみと葉は、乾燥させてお茶や薬用酒に利用します。
その他、花が咲いた後はフラワーアレンジメントやドライフラワー、染色などに利用できます。
カールドンの栽培・育て方
カールドンを育てる場合には、まず種をまき、ある程度大きくなってから、定植すると蕾をつけやすくなります。
5月ごろに追肥をし、収穫後にも追肥します。
【植える時期】
カールドンは9月に種をまき、ポリポットで育苗したのち、翌年の4月ごろに定植すると、つぼみをつけやすくなります。
【植える場所】
カールドンは日当たりを好むので、日当たりのよい場所に定植してください。
また、半耐寒性なので、あまりにも寒い場所は、避けて植えるようにしてください。
【植え方】
カールドンを植える際には、深めに土を耕して元肥を入れるようにします。
株は直径1mほどにも生長するので、株間は1m以上あけるようにしてください。
【収穫時期】
カールドンは5〜6月に蕾が大きくなりますので、食用にする場合には花を咲かせる前に収穫します。
花をドライフラワーやクラフトにする場合には、6〜9月が収穫期になります。
【収穫方法】食用にする場合は開花前に収穫するようにします。