ニゲラの特徴
ニゲラは茎が直立して分枝し、先端に5弁またはハ重咲きの直径4〜5cmほどの花をつけます。
花後にさく果をつけ、種子には芳香があります。
花色は青や白、紅紫、桃などの種類があります。
初夏のころ白い花を咲かせるニゲラサティバは、別名をブラッククミンと呼ばれます。
その種子はスパイスとして、主にインドや中近東諸国で利用されています。
最近では、花の大きなクロタネソウ(二ゲラダマセナ)がニゲラとして認知されています。
こちらは青い花をつけ、ラブインナミストというロマンチックな別名でも呼ばれて親しまれています。
いずれも開花後の丸くふくらみのある果実がドライフラワーとして利用できます。
【ニゲラの効能】
ニゲラの種子には芳香があり、スパイスなどとして食欲増進の効果があります。
【ニゲラの利用法】
ニゲラの美しい花は鑑賞価値が高く、庭の彩りや切り花として重宝します。
また、花後のさく果をドライフラワーにしたり、種子を菓子の香りづけに利用することもできます。
ニゲラの栽培・育て方
ニゲラの管理は摘心して側枝を伸ばすようにします。
水はけがよく、適度な沼り気があれば土を選びません。
【植える時期】ニゲラの種まきは秋の9〜10月に行います。
定植は翌年春の4〜5月が適期です。
【植える場所】
ニゲラは日当たりと水はけのよい場所に植えるようにしてください。
【植え方】
ニゲラは嫌光性種子で移植を嫌うため、種は直まきして覆土を厚めにするか、黒いビニールで覆って発芽させるようにします。
発芽したら、凍らない程度に管理して、越冬させ、翌春に定植します。
【収穫時期】
ニゲラは5〜8月にかけて、収穫をすることができます。
【収穫方法】
ニゲラの収穫は目的に合わせて必要な量を、上記の時期に収穫するようにします。
花を生け花にする場合には咲き始めに収穫します。