レモンバーベナの特徴
レモンバーベナーは南米チリ原産のハーブで、環境によっては5〜8mまで生長しますが、一般的には1〜3mほどの低木となります。
レモンバーベナの枝はよく分枝し、先端に白く小さな花を総状花序に多数つけます。
葉にはごく短い柄があり、長披針形で3枚が輪生します。
明るい緑色の葉に触れると、さわやかなレモンの香りが強く漂います。
アンデス地方のの人々は、レモンバーベナを昔から薬として利用していたといわれています。
レモンバーベナの栽培は18世紀ごろにチリから広まり、ビクトリア時代にはLemon Plantとして知られるようになりました。
フランスでは食後のお茶として好まれています。
香りは乾燥後もほとんど変わりませんが、フレッシュな葉でいれるハーブティーは、水色や香りがすばらしいので人気です。
【レモンバーベナの効能】
レモンバーベナには食欲増進や消化促進作用などがあります。
そのほか、鎮静作用や吐き気や不眠症を緩和する効果があることも認められています。
【レモンバーベナの利用法】
レモンバーベナは生葉でも乾燥菓でもハーブティーに利用することができます。
そのほか、ケーキやゼリー、飲み物などの風味付けや、ポプリ、浴湯料、香粧料などに利用することができます。
レモンバーベナの栽培・育て方
レモンバーベナーは大きくなるまで剪定をせず、枝数をふやしてやるほうが、菓の収穫量も増えます。
摘心して側枝を伸ばすようにするとよいでしょう。
レモンバーベナーはそれほど寒さに強くないので、冬は株元を保温するか、室内に入れるとよいでしょう。
ただし−10℃でも、枝と根さえ凍らなければ、越冬することはできます。
【植える時期】
レモンバーベナの植え付けは4月〜5月が適期になります。
【植える場所】
レモンバーベナは日当たりと水はけのよい場所に植えるようにしてください。
【植え方】
レモンバーベナーは種まきでも育てられますが、苗から育てた方が簡単です。
また、挿し木で簡単に増やすことができます。
挿し木は6月が適期になります。
【収穫時期】
レモンバーベナの葉の収穫は、5〜10月にかけて行うことができます。
【収穫方法】
レモンバーベナーの収穫は、摘心をしたときに葉をとっておく方法と、必要量が少量の場合は、直接葉をちぎってくる方法の2通りの方法があります。