レモングラスの概要
レモングラス
イネ科 多年草
【学名】 Cymbopogon
Citratus
【別名】 レモンガヤ、レモンソウ
【将来的なサイズ】 高さ:1.2m 幅:80cm
【花期】 8〜10月(日本ではほとんど開花しない)
【原産地】 熱帯アジア
【耐寒性】 なし
【利用部分】 葉、葉鞘
【利用方法】 ハーブティー、料理、クラフト、ヘルスケア
【効能】 疲労回復、消化促進、消臭効果、腹痛・下痢の緩和、食欲増進、風邪やインフルエンザの症状改善
【注意点】 特になし
レモングラスの特徴
レモングラスは熱帯アジア原産のハーブで、日当たりを好み、熱帯や亜熱帯など、暑い気候の地域で多く栽培され、高温多湿になる日本の夏でも育てやすいハーブです。
レモングラスはススキに似ていますが、葉をもんでみると名前の通りにレモンの香りがするのが特徴です。
これは、レモンの香りの成分でもあるシトラトールを多量に含んでいるためです。
レモングラスの葉は、1.5cm程の幅の線状の葉を、イネのように株元から伸ばします。
レモングラスの茎は短く、地下にあって湾曲し、輪状の節があります。
レモングラスの花は、あまり目立たない円錐花字に小穂を多数つけますが、しかし、日本の気候ではほとんど花をつけません。
原産地の環境では株元が太く生長し、その株元の柔らかい部分(葉鞘)をすりつぶすなどして料理などに利用します。
【レモングラスの効能】
レモングラスのハーブティーには、疲労回復や消化不良によい働きがあります。
その他、消化促進や消臭効果、食欲増進、腹痛や下痢の緩和、風邪やインフルエンザの症状改善などの効果があります。
【レモングラスの利用法】
レモングラスはアジアの代表的なハーブで、世界の三大スープの一つであるタイ料理のトムヤンクンにもその茎が使われ、辛さに独特の風味を添えるなど、タイ料理には欠かせないハーブです。
レモングラスの生葉や乾燥葉はハーブティーや、スープ、カレー、肉、魚の各種料理に使われます。
レモングラスの浸出液はゼリーやデザートの香りづけやポプリ、染料にも利用されます。
長いままの乾燥葉は、リースなどのクラフトの素材としても利用されます。
レモングラスの栽培・育て方
レモングラスには耐寒性がないので、冬は鉢上げして室内で越冬するようにします。
暖地では戸外で越冬が可能な場合もあります。
レモングラスは根が深く伸びるため、鉢植えにする場合には深さのある大きめの鉢に植えるようにしてください。
水やりは土が乾ききらないうちに行います。
【植える時期】
レモングラスの植え付けは4月〜8月が適期になります。
【植える場所】
レモングラスの植える場所は、日あたりと水はけがよければ、土は選びません。
【植え方】
室内で越冬をさせ、春先に再び畑に植える際に株分けすると秋には大きな株になります。
【収穫時期】レモングラスの収穫は、5〜10月にかけて行います。
【収穫方法】
レモングラスの収穫は、葉が茂ってきたら、葉を株元から10cmくらいで刈り取り、乾燥させて保存します。
レモングラスは暗い場所で乾燥させると、緑色を保ったままきれいに保存できます。