デルフィニウムの概要
デルフィニウム
キンポウゲ科 多年草
【学名】 Delphinium
Elatum
【別名】 ヒエンソウ、オオバナヒエンソウ、セリバヒエンソウ
【将来的なサイズ】 高さ:2m 幅:60cm
【花期】 5〜7月
【原産地】 ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、アフリカ
【耐寒性】 強い
【利用部分】 花
【利用方法】 園芸
【効能】 なし
【注意点】 有毒物質を含み食すると死に至ることもある
デルフィニウムの特徴
デルフィニウムは世界中で自生するハーブで、数多くの品種が存在する園芸植物です。
葉は掌状で切れ込みがあり、花茎を長く伸ばした先に総状または穂状花序に豪華な花をつけます。
デルフィニウムの花は青や紫、白、挑、赤などの花色や、ハ重咲きのものなど、数多くの種類があります。
その他、鉢植え用の小さめのもの、2mの大きさまで生長する大形のものまで、様々な種類のデルフィニウムがあります。
デルフィニウムは元来多年草ですが、日本の夏の暑さには耐えられず枯れてしまうこともあり、一年草として扱われることもあります。
また、アルカロイドの一種のデルフィニンを含むので、食べると下痢や嘔吐を起こす原因となり、ひどい場合には死に至ることがあるので注意してください。
【デルフィニウムの効能】
デルフィニウムは有毒物質を含みますので、食用にはしないように注意してください。
【デルフィニウムの利用法】
デルフィニウムは美しい花を長く楽しめるのでガーデンのポイントとして植え込んだり、花をポプリの素材として利用することができます。
デルフィニウムの栽培・育て方
デルフィニウムは春につぼみが出始めたら、花茎にかぶっている下葉を取り除いて、株元に近いつぼみにも日が当たるようにしてください。
花が終わったら株元で茎を切り戻すようにします。
この作業を繰り返すことにより、秋まで続けて何度か花を楽しむことができます。
デルフィニウムは夏の暑さや強い日射しに弱いので、夏の間には半日陰の場所に移動させるか、日除けを行うようにすると夏を越すことができます。
植え付けてから3〜4年ほど経過すると、大株まで生長し株が込み合ってきますので、株分けを兼ねて植え替えを行うとよいでしょう。
【植える時期】デルフィニウムの植え付けは2〜3月が適期です。
種まきの場合には2〜3月か9〜10月が適期になります。
【植える場所】
デルフィニウムは日当たりと水はけがよく、肥沃で腐食質を含む場所に植えるようにします。
【植え方】
デルフィニウムは直根なので鉢植えにする場合には、底の深い鉢に植えるようにしてください。
地植えにする場合には、株間を30〜40cm程で植えます。
また、デルフィニウムは縦に長く生長しますので、倒れないように支柱を立ててやるとよいでしょう。
【収穫時期】デルフィニウムの花は5〜7月に収穫することができます。
【収穫方法】
花を収穫する場合には、株元で茎を切り取るようにすると、2ヶ月後ぐらいに次の花を咲かせることができます。