ティーツリーの特徴
ティーツリーは、ユーカリとともに、近年注目されているオーストラリア原産のハーブの1つです。
古くからティーツリーの葉は、オーストラリアの先住民によって、感染症の原因になった創傷の治療薬として使用されてきました。
ティーツリーは涼しげな葉で香りも良く、初夏にはクリーム色の花が咲き、成長も早いのでお庭のシンボルツリーになります。
開花まで3年ほどかかりますが、アイボリー色の花はかわいいので、メラルーカの名で観葉植物としても人気です。
名前にティーとついていますが、通常のティーツリーはハーブティーにできません。
ハーブティーとしては利用できるのは、葉に芳香のある別属のマヌカやレモンティーツリーです。
【
ティーツリーの効能】
水蒸気蒸留で精製されるティーツリーの精油はすっきりした香りが特徴で、抗真菌効果や抗細菌効果、抗感染作用などがあり、アロマテラピーでは、主要な精油の1つです。
【ティーツリーの利用法】
ハーブティーにして飲める種類のティーツリーのドライの葉をハーブティーにして飲めば、口内炎や咳等を抑える効果があります。
ミントを混ぜて蜂蜜を加えれば、飲みやすくなります。
また、ドライの葉をお風呂に入れて使うと殺菌効果が肌の衛生と香りの癒し効果があります。
ドライフラワーにして、香りを楽しむと共にお部屋の殺菌効果を期待することができます。
布袋につめてタンスや下駄箱などに入れておけば、強い殺菌効果でカビ防止にも役立ちます。
ティーツリーの栽培・育て方
ティーツリーは暑さには強いですが、厳しい寒さには向きません。
また乾燥にも弱いので、土の表面が乾いたら、十分に水を与えるようにしてください。
梅雨の時期から生育旺盛になりますので、梅雨前に追肥するようにしてください。
ティーツリーは生長が早く、枝葉が混み合うと株の内部の日当たりと風通しが悪くなり葉が枯れ込んできしまいますので、混み合った部分を剪定してすかしてください。
植える時期:ティーツリーの植え付けは3〜4月が適期です。
挿し木の場合は6〜7月に行います。
植える場所:
ティーツリーは日当たりと、風通しのよい場所に植えるようにします。
植え方:
ティーツリーを鉢植えにする場合には、根付いて生長が始まるまでは、極端に乾かさないように明るい日陰に置きます。
生長が始まったら日当たりのよい場所に移します。
収穫時期:ティーツリーの収穫は6〜8月に行います。
収穫方法:
ティーツリーの葉茎の収穫は、花が咲く3年目ぐらいまで待つようにします。