デッドネトルの特徴
デッドネトルが日本各地の道端や、野原などで見られるホトケノザやオドリコソウの仲間のハーブです。
学名のLamiumは花の形にちなみ、ギリシャ語で「のど」を意味する言葉です。
また、英名のデッドネトル(dead nettle)は、草姿がネトル(イラクサ)に似ているのですが、鋭いトゲがないことから「トゲのないネトル」という意味で付けられたものです。
別名のラミウムも一般的によく知られています。
デッドネトルは非常に生育旺盛で、走出枝が伸ぴ広がって生長します。
日陰でも十分に育つので、グランドカバープランツにもおすすめです。
葉には中心の葉脈に沿って銀灰色の模様が入り、寄せ植えによいアクセントになります。
デッドネトルは花色がピンクや赤紫、白のものや、さまざまな葉姿や模様の品種があります。
【デッドネトルの効能】
デッドネトルは全草に消炎作用があります。
乾燥させて薬草として利用されます。
【デッドネトルの利用法】
デッドネトルの若い葉は、湯がいておひたしやスープなどに食用として利用することができます。
乾燥せたデッドネトルは薬草として、古くから民間療法で用いられてきました。
人浴剤などにも利用されます。
デッドネトルの栽培・育て方
デッドネトルは湿り気を好み、半日陰でも十分に成長します。
ランナーが伸びすぎたら、切りつめます。
あまり伸ばしっぱなしにしておくと、見た目がだらしない感じになるだけでなく、混み合って蒸れてしまうと葉が枯れたり生育が衰える原因になります。
開花後、梅雨前に軽く切り戻すとよいでしょう。
梅雨時や秋の長雨では、株が弱りやすいために注意してください。
【植える時期】デッドネトルの植え付けは、4月が適期です。
また、株分けは3〜4月が適期になります。
【植える場所】
デッドネトルは日当たりがあまりよくなく、湿気のある場所に植えるようにしてください。
【植え方】
生長力が旺盛で、ライナーで増えますので、植える際には株間を30cmほど取って植えます。
【収穫時期】
デッドネトルは4〜6月にかけて、収穫をすることができます。
【収穫方法】
デッドネトルの収穫は地上部分を、上記の収穫時期に必要な量を収穫します。
乾燥して保存しておくこともできますので、梅雨の時期の刈り込みを兼ねて収穫するのも手間が省けておすすめです。
また、食用に用いるための葉は、若いうちに収穫するようにします。