ホアハウンドの特徴
ホアハウンドはヨーロッパ原産のハーブで、別名ニガハッカの名の通り強烈な苦味があります。
葉や茎をつぶすとタイムに似た香りがします。
ホアハウンドの茎は直立して上部で分枝し、葉は対生で細かい鋸歯があります。
茎上部の葉のつけ根付近を取り囲むように、白い花を多数つけます。
ホアハウンドは古くから薬用ハーブとして用いられ、古代エジプト時代には既に民間薬として、せき止めに利用されてきました。
【ホアハウンドの効能】
ホアハウンドには去痰作用や抗炎症作用があり、咳止めや気管支炎、皮膚炎の緩和に効果があります。
【ホアハウンドの利用法】
ホアハウンドの葉はハーブティーに利用しますが、苦いのではちみつなどを加えるのがおすすめです。
その他、ドライフラワーや観賞用にも利用されます。
ホアハウンドの栽培・育て方
ホアハウンドは、よほど湿った場所でなければ、比較的簡単に栽培することができます。
ホアハウンドは高さが15cmくらいに生長したら半分くらいまでに摘心するようにすると、枝がたくさん出て収穫量を増やすことができます。
ホアハウンドは過度の湿気を嫌う性質があるので、下の方の枯れた葉を小まめに取り除き、蕾も早く摘み取るようにすると株の老化を防ぐことができます。
強い耐寒性があるので、氷点下でも枯れません。
冬は霜にあたると地上部は枯れてしまいますが、根は生きているので春になると再び新芽が出て育ちます。
【植える時期】ホアハウンドの植え付けは4〜5月か9〜10月が適期です。
株分けにする場合も同様に4〜5月か9〜10月が適期です。
種まきの場合は3〜4月、9〜10月が適期になります。
【植える場所】ホアハウンドは日当たりの良い場所に植えるようにしてください。
ただ、半日陰でも十分に育ちます。
【植え方】
ホアハウンドは繁殖力が旺盛で横に広がって生長しますので、地植えにする場合には、深さ20cm以上の板で囲い、他の作物と隔離するなどの工夫をするようにしてください。
【収穫時期】ホアハウンドは5〜10月にかけて収穫できます。
【収穫方法】
8月頃に収穫を兼ねて、株元からすっきりと刈り込むと、また新しい芽が出て、秋に収穫することが出来ます。