ハニーサックルの特徴
ハニーサックルは初夏になると、甘くさわやかな香りの花を咲かせ、日の落ち始める夕方から強く香ります。
ハニーサックルの葉卵形で対生し、つる性の茎は6m程にまで生長して伸びます。
花は5cm程の筒状で、花弁の外側は赤色、内側はクリーム色で先進むと黄色くなります。
ハニーサックルの花は上向きで房のように多数つき、たくさんの蜜を貯え、甘い芳香があります。
ハニーサックルは、かわいらしい花と甘い香りが人気で園芸価値も高く、園芸品種も多く存在します。
日本が原産地の一部になっているスイカズラの花は、葉液に2つずつ並んで咲き、花色が白から黄色に咲き進むため金銀花とも呼ばれます。
ハニーサックルは冬は落葉するつる性植物で、別名のウッドバインは、他の木に絡んで伸びる性質からつけられました。
英名の八二−サックルは、この花蜜をミツバチが好んで集まることに由来すると言われています。
【ハニーサックルの効能】
ハニーサックルには収斂作用や抗菌作用、発汗作用、洗浄作用などの効果がありますので、風邪の症状がつらいときなどにおすすめです。
更に、その甘い香りには、精神安定作用があると言われています。
【ハニーサックルの利用法】
ハニーサックルの花はポプリの素材に利用するほか、庭の垣根やアーチに利用することができます。
エッセンシャルオイルとしても、一般的に販売されています。
また薬用にも利用されます。
ハニーサックルの栽培・育て方
ハニーサックルは非常に丈夫なハーブで、よほどの日陰でなければ土を選ばず、簡単に栽培することができます。
1〜2月ごろに余分なつるを剪定して切り戻してあげるようにします。
ハニーサックルは挿し木で、比較的簡単に増やすことができます。
【植える時期】ハニーサックルの植え付けは3月が適期です。
また、挿し木は6〜10月が適期になります。
【植える場所】
ハニーサックルは日当たりから明るい半日陰に植えるようにしてください。
【植え方】
堆肥を元肥として3月頃に植え込み、支柱やフェンスにつるを誘引してください。
【収穫時期】
ハニーサックルは5〜10月にかけて、収穫をすることができます。
【収穫方法】
花の収穫は、つぼみが開く前のものを、朝早くに摘み取るようにします。
茎は落葉したすぐ後に収穫し乾燥させ、煎じ薬として利用します。