スープセルリの特徴
スープセルリは中国原産のハーブで、セロリの原種とも言われており、その名の通り、スープや中国料理の香り付けによく利用されます。
セロリに比べると茎株は大きくならず、茎は細く直立して生長します。
その姿はミツバに似ており、葉は羽状複葉です。
スープセロリの花は白く小さく、複散形花序に花をつけます。
全草にセロリより強い香りがありますが、クセはあまりありませんので、セロリに比べて食べやすいという人もいます。
スープセロリはタネを蒔いてから、1ヶ月半ほどでの短期間で収穫することが出来ます。
【スープセルリの効能】
スープセロリには解熱作用や利尿作用、血中コレステロールを下げる作用があると言われます。
また、風邪の予防にも効果があるそうです。
【スープセルリの利用法】
スープセルリは茎も葉も柔らかく、食用として利用することができます。
サラダに散らしたり、スープの浮き実や炒めもの、和え物やおひたしに利用することができます。
スープセルリは風味が強いので、風味付けに使う場合には控えめに入れるようにします。
スープセルリの栽培・育て方
スープセルリは直射日光にあてすぎると、アクが強くなり、筋も固くなってしまいます。
そのため、発芽して本葉が4〜6枚になったら、明るい日陰に置くようにすると、柔らかく食べやすく育てることができます。
スールセルリは花茎が伸びてきたら、摘み取るようにしてください。
収穫せずに放任すると、多年草化しますが、株の勢いが弱くなり、品質が悪くなるので、毎年種を蒔いて育てた方がおいしくなります。
畑で育てると、こぼれ種で毎年出てきます。
スープセルリは比較的栽培しやすいハーブですが、夏に乾燥させすぎるとダニが発生しやすくなるので、注意するようにしてください。
【植える時期】
スープセルリの種は3月〜5月か9月〜10月頃に蒔くのが適期になります。
【植える場所】
スープセルリは秋口から翌年の6月終わりまでは生育期になりますので、半日陰になる戸外で育てます。
スープセルリは耐陰性がありますので、多少の日陰なら十分に育ちますが、明るい日陰で育てた方が軟らかい葉になります。
【植え方】
スープセルリの種まきは、筋まきか株間15cmで播種し、比較的密に栽培するようにしてください。
スープセルリは移植を嫌うので、植え替える場合は、根鉢は崩さないように注意してください。
【収穫時期】スープセルリの収穫は10〜7月にかけて行えます。
【収穫方法】
スールセルリの収穫は草丈が15〜20cmくらいで抜き取るか、地上部を3cmほど残して刈り取って収穫します。