ハスカップの特徴
ハスカップはシベリアのバイカル湖周辺原産の植物で、日本では北海道に自生しているのが見られます。
ハスカップはアイヌ語で「低い木の枝にたくさんなる果実」という意味で、昔から幻の秘薬として珍重されてきました。
古くから不老長寿の実として知られてきましたが、最近では老化の原因となる活性酸素を抑える働きがあることが分かり、更に話題を呼んでいます。
その他にハスカップの果実中には鉄分やカルシウム、ビタミンC、A、BI、B2などが豊富に含まれています。
ハスカップはあまり大きくならない落葉低木なので、実のなる木の中では、狭い場所でも植えられるシンボルツリーの一つとして人気があります。
薄く折り重なるような特徴のある樹皮を持ち、初夏に白や淡い黄色の花をつけます。
カスカップの果実は6〜7月に黒紫色に熟し、長さ1センチほどの楕円形になります。
【ハスカップの効能】
ハスカップには老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効果があります。
その他、眼精疲労の緩和や回復の効果もあります。
【ハスカップの利用法】
ハスカップの果実は酸味が強く、北海道では果汁液が販売されています。
生では長く保存できないので、シャーベットやアイスクリーム、ジャムなどに加工されます。
ハスカップの栽培・育て方
ハスカップは涼しい気候を好みます。
寒さには強いのですが、暑さには弱いので、夏場の管理に気をつける必要があります。
ハスカップは実をつけるようになるまで、地植えの場合で2〜3年程かかります。
ハスカップの剪定は11〜2月の間に太い枝を残して整枝するようにすると、翌年の花付きや実付きがよくなります。
やせた土壌では、果実の酸味が強くなります。
ハスカップは挿し木で増やすことができます。
【植える時期】ハスカップの植え付けは3〜4月が適期です。
暖かい地方であれば12月にも植え付け可能です。
【植える場所】ハスカップは日当りがよく、水はけのよい場所に植えます。
【植え方】
ハスカップを地植えにする場合には、植える穴を直径60cm、深さ50cm程度と、やや深めに植え付けるようにすると安定します。
数株を混植させると結実しやすくなります。
【収穫時期】ハスカップの実は7〜8月にかけて収穫することができます。
【収穫方法】
収穫したハスカップの実は生のままでは、長く保存することができないので、ジャムやアイスクリームなどに加工されます。