コストマリーの特徴
コストマリーは、そのしっとりと滑らかな葉に触れると、甘くスパイシーなバルサムの香りが漂います。
別名のバイブルリーフの名前は、その昔、教会での長い説教の際、聖書の間に挟んだコストマリーの香りを教徒たちが密かにかいで、眠気や空腹感を紛らわしていたことに由来するそうです。
コストマリーの乾燥した葉はいつまでも香り、防虫効果もあります。
そのため、ポプリやサシェに加えたり、押し葉にしてしおりを作ると、本を開くたびに香りが漂います。
【コストマリーの効能】
コストマリーの香りには防虫効果があります。
【コストマリーの利用法】
コストマリーの葉は、生のものを細かく刻み、ごく少量を料理の香りづけなどに加えます。
葉は乾燥しても香りを長く保ちますので、ポプリに加えると便利です。
生や乾燥した葉を、入浴剤としても利用できます。
コストマリーの栽培・育て方
コストマリーは種よりも苗から育てるほうが簡単です。
日照不足になると開花しにくいので、日当たりには注意しましょう。
【植える時期】
コストマリーの植え付けは3〜5月、9〜10月が適期になります。
挿し木の場合は3〜6月、9〜10月、株分けは3〜4月、9〜11月が適期です。
【植える場所】
コストマリーは日当たりと保水性、排水性のよい用土に植えるようにしてください。
【植え方】
コストマリーは横に広がって成長するので、植える際には株間を十分にとるようにしてください。
【収穫時期】
コストマリーの葉の収穫は4〜9月にかけて行うことができます。
【収穫方法】
収穫期に茂って密になってきたら、間引きを兼ねて収穫をするとよいでしょう。
収穫したコストマリーは乾燥して保存します。