ターメリックの特徴
ターメリックは熱帯アジア原産で、カレー粉の主原料の1つで黄色のもととなっています。
日本では屋久島などで栽培されています。
ターメリックは根元から、大きな葉を数本出して生長します。
根茎はショウガのような形をしており、切断面はオレンジ色をしています。
ターメリックは和名ではウコンと呼ばれ、夏から秋に開花することから、アキウコンとも呼ばれます。
クルクマという呼び名は、サフランを意味するサンスクリット語に由来し、風味と色がサフランに似ているためです。
ターメリックは油と馴染みやすく、インドや東南アジア料理では着色に使用されます。
日本ではたくあん漬けの着色料に利用します。
鮮明な黄色に染まるため、染料としても用いられることがあります。
近縁種で春に開花のハルウコンも薬用となります。
【ターメリックの効能】
ターメリックは胃や肝臓、胆のうなどに効果があり、近年は特に肝機能を改善する効果に注目が集まり、サプリメントやお茶などに加工されています。
【ターメリックの利用法】
ターメリックは漢方薬や黄色の染料、スパイスなどとして利用されます。
乾燥させた粉末のターメリックが売られているので、それを利用すると便利でしょう。
カレー粉やターメリックライス、ウコンミルクなどに利用できます。
ターメリックの栽培・育て方
ターメリックは開花期に温室等で加温すると、開花しやすくなります。
ターメリックは寒さに弱いので、冬に根茎を植えっぱなしにしておくと枯れてしまうことがあります。
11月頃に葉が枯れてくるので、付け根からすべて切り取って、根茎を掘り上げて保存してください。
ターメリックの繁殖は根茎を切り分け、切り口に木灰をつけ、株分けで増やします。
植える時期:ターメリックの植え付けは4〜5月が適期です。
株分けで増やすようにします。
植える場所:
ターメリックは日当たりと排水、風通しのよい場所に植えるようにします。
半日陰でも育てることができます。
植え方:
ターメリックは地下の根茎が深く伸びるので、プランターに植える場合には深めのものを選ぶようにしてください。
根茎は5cmくらいの深さに植えます。
株間は30〜40cmで植えます。
収穫時期:ターメリックの収穫は11〜12月に行います。
収穫方法:
ターメリックの収穫は、掘り起こして根茎を利用します。