ハトムギの特徴
ハトムギは熱帯のインドシナ地方原産で、別名はシコクムギともいいます。
ハトムギは6〜7月ころに葉の間から花穂を出し、楕円形をした淡い褐色の実を実らせます。
ハトムギの名前の由来は、ハトがこの実をよく食べるためにつけられたとされます。
日本では江戸時代中期から栽培され、漢方薬として利用されてきました。
ハトムギの代用とされるジュズダマはハトムギの原種となる品種で、薬効はハトムギより劣るとされます。
【ハトムギの効能】
ハトムギはピタミンB1やアミノ酸を含み、消炎作用や滋養効果、強壮作用、利尿作用、代謝促進作用などがあるとされます。
その他、保湿作用もあるので、美肌のためによいハーブともいえます。
【ハトムギの利用法】
ハトムギをお茶にするには、秋に採取した果実をフライパンなどで煎って、お茶に利用します。
お粥やご飯に炊き込んでも使います。
ハトムギの種皮を取り除いたものは、生薬のヨクイニンになります。
ハトムギの栽培・育て方
ハトムギの育て方としては、発芽後は過湿にせずに、生育中期から保水力のある肥沃な場所で育てるようにします。
植える時期:ハトムギは4月に種をまきます。
植える場所:
ハトムギは日当たりがよく、湿度のある場所で栽培してください。
植え方:
ハトムギは一度、生長すると、毎年こぼれ種で目を出します。
収穫時期:ハトムギの収穫は9〜10月にかけて行います。
収穫方法:
ハトムギの収穫は上記の収穫期に刈り取り、殻をつけたままか手でむいて種子のみにして、日干しにして乾燥します。