ゲットウの概要
ゲットウ
ショウガ科 多年草
【学名】 Alpinia Zerumbet (A.
Speciosa)
【別名】 シェルジンジャー、サンニン
【将来的なサイズ】 高さ:3m 幅:50cm
【花期】 5〜6月
【原産地】 南西諸島〜亜熱帯、インド南部、東南アジア
【利用部分】 葉、種、根茎
【利用方法】 ハーブティー、料理、ヘルスケア、アロマオイル
【効能】 抗菌作用、殺菌作用、血圧低下作用、去痰作用、消臭作用
【注意点】 特になし
ゲットウの特徴
ゲットウ(月桃)の葉にはさわやかな芳香があり、初夏になると、淡いピンクがかった白い花がいくつも垂れ下がって咲きます。
ゲットウの地下茎は横に這って伸び、その途中から地上に偽茎が伸びます。
偽茎は高さ2〜3mほどまで生長し、先端の方に大きな葉を互生してつけます。
ゲットウのハーブティーは、特有の芳香を有し、さわやかな味が特徴です。
ゲットウは沖縄では古くから利用されたハーブで、サンニンと呼ばれています。
沖縄では昔から季節行事とも深く関わり、調理の際に食品を包んだりして使われます。
近年ではゲットウに合まれる有効成分の研究が進み、さまざまな利用法が考えられている。
【ゲットウの効能】
ゲットウはポリフェノールを含み、優れた抗菌、殺菌作用が確認されています。
痰の排泄を促す働きもあり、気管支炎や風邪などによる咳や鼻炎の症状にも効果があることされています。
ゲットウには食べ過ぎによる胃のもたれや不快感を解消する効果もあります。
胃をさっぱりするために、食後にゲットウのハーブティーを飲むのもよいでしょう。
ゲットウには、高い抗菌力と防腐効果があり、沖縄県では料理を包んだりと、古くから重宝されているようです。
【ゲットウの利用法】
ゲットウの種は漠方や香辛料に利用され、茎は繊維の原料として使われます。
ゲットウの葉はハーブティや入浴剤、ポプリとしてご利用することができます。
ゲットウの栽培・育て方
ゲットウは寒さには比較的強いのですが、半耐寒性植物ですので、暖地以外では冬期は室内に入れるようにしてください。
そのため暖地以外では、鉢植えで栽培するのがおすすめです。
植える時期:ゲットウの植え付けは3〜4月が適期になります。
株分けは6〜9月が適期になります。
植える場所:
ゲットウは日当たりのよい場所か、明るい半日陰で栽培するようにします。
植え方:
ゲットウは水切れに弱いので、用土は赤玉土(小粒)50%、腐葉土30%、ピートモス20%を目安に混ぜるとよいでしょう。
収穫時期:
ゲットウは4〜12月にかけて収穫することができます。
収穫方法:
ゲットウの収穫は上記の収穫期に葉や実、茎を収穫するようにしますが、実をハーブティーにする場合は、オレンジ色の月桃の実を乾燥させ、渋い茶褐色になったらハーブティーに利用します。
実はあまり取れないので、貴重品です。