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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



ナスタチウムの概要

ナスタチウム

ノウゼンハレン科 一年草



【学名】 Tropaeolum Majus

【別名】 インディアンクレス、キンレンカ

【将来的なサイズ】 高さ:1.5m 幅:50cm

【花期】 5〜7月、9〜10月

【原産地】 南米

【利用部分】 葉、花、種、蕾

【利用方法】 料理、園芸、切り花

【効能】 抗菌作用

【注意点】 特になし

ナスタチウムの特徴

ナスタチウムは16世紀にペルーからスベインにもたらされ、フランス・フランドル地方を経由して、イギリスに伝わったといわれています。

かつてはインディアンクレスと呼ばれることが多く、食用ハーブとされて利用されていました。


ナスタチウムの茎は直立して分枝し、先端にハ重咲きか5弁の花を咲かせます。
花は、青色、白色、紅紫、ピンクなどがあり、5cmほどの大きさになります。
また、花は食べることができます。

花後にさく果をつけ、種子には芳香があります。

葉はビタミンCや鉄分を含み、食用に用いられます。
ちなみに味はワサビに似た風味があり、若い緑色の種は、すりおろすとワサビそっくりの風味をを楽しむことができます。

つぽみや若い種は、酢漬けにしてピクルスのように楽しむことができます。



ナスタチウムの効能】

ナスタチウムは主に食用とし利用されますが、抗菌作用があるハーブでもあります。


ナスタチウムの利用法】

ナスタチウムの葉はワサビに似たピリッした刺激があり、サラダなどのアクセントとしておすすめです。

また、マスタードの代わりにサンドイッチに挟んだり、刻んでクリームチーズなどのアクセントにも利用できます。


花にも同様の風味があり、食用花になります。

また、色鮮やかな、かわいい花をつけるので、切り花や花壇での園芸にも利用できます。


その他、さく果はドライフラワーに、種子は菓子の香りづけに利用できます。

ナスタチウムの栽培・育て方

ナスタチウムは、夏期には半日陰で栽培し、開花後は切り戻して施肥すると秋もよく咲きます。

水をやりすぎるとひょろひょろに育ったり、葉ばかりが増えて花が咲きにくくなりますので、土の表面が乾いたら水を与える程度にします。


花が枯れてきたら種ができる前につみ取ると、長期間、花を楽しむことができます。

本葉が4〜6枚になった頃に頂点の芽を手で摘むと、ワキから芽が出てきて枝の数が増え、花もよく咲き、ボリュームもアップすることができます。



植える時期:
ナスタチウムの植え付けは、4〜6月が適期になります。
ただし、移植を好みませんので、種を直まきにする方がおすすめです。

種まきは3〜4月と10〜11月が適期です。
10〜11月の種まきは暖地に限ります。


植える場所:
ナスタチウムは日当たりがよく、排水のよい場所に植えるようにします。

適度な湿り気があれば、土は選びません。


植え方:
苗の植え付けや植え替えは、暑さや寒さが本格的になる前に終わらせてください。


ナスタチウムは移植を嫌うので、直まきがおすすめですが、種子は嫌光性なので、発芽するまでは黒いビニールをかぶせます。

種まきは秋まきの方が翌年よく生育します。


収穫時期:
ナスタチウムの収穫は5〜7月、および9〜10月に行うことができます。


収穫方法:
ナスタチウムの収穫は、上記の収穫期に、欲しい葉や花を摘み取るようにします。

特に注意事項はありません。

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