ユーカリの特徴
ユーカリはコアラの食用として有名ですが、オーストラリアの先住民のアボリジニの人々は、昔から薬草として利用してきました。
ユーカリのプルーグレーの葉には、ミントに似た芳香があり、幼木〜成木と生長するにつれて葉の形や質感が変化します。
ユーカリの品種は500〜600種以上もありますが、一般的なのはガムツリーと呼ぱれるE.globulusです。
レモンユーカリという種類は香料になり、ポプリや入浴剤にするとレモンの香りを放ちます。
ギンマルバユーカリは銀白色の美しい葉が特徴で、観賞用として庭のシンボルツリーや鉢植に人気があります。
【ユーカリの効能】
葉から採取される製油(ユーカリ油)には殺菌効果や解毒作用、鎮痛効果、防虫作用があるといわれています。
【ユーカリの利用法】
葉にレモンのようなさわやかな芳香のあるレモンユーカリは入浴剤や葉を乾燥させてポプリの材料などに使われます。
ギンマルバユーカリなどの葉の美しいものは、生け花の材料に使われることもあります。
ユーカリの栽培・育て方
ユーカリは生長が早く、とても大きく育ちますので、地植えは場所を選ぶようにします。
ユーカリは生育がとても早いので、早めに摘心を行うようにします。
高さを低くおさえたい場合、は春〜秋の生育期に摘心を行います。
鉢植えで育てる場合には、冬期に室内に入れるようにします。
ユーカリの性質は丈夫ですので、やや厳しく育てても枯れることはほぼありません。
植える時期:ユーカリの植え付けは3〜5月が適期です。
植える場所:
ユーカリは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも十分育ちます。
また、ユーカリは酸性の土を嫌います。
植え方:ユーカリの移植は幼苗時にします。
地植えの場合には、一度植え付けたら、植え替えの必要はありません。
鉢植えの場合は2〜3年に一度、一回り大きな鉢に植え替えます。
水や肥料を吸う細根の発生を促すために、鉢から抜いた株は土をほぐし、長く伸びすぎた根や太い根を切りつめてから一回り大きな鉢に植え替えます。
収穫時期:ユーカリの収穫は一年を通して行えます。
収穫方法:
特に気をつけることはなく、必要な葉を必要な時に採ってOKです。