パセリの特徴
パセリは料理の付け合わせとしておなじみのハーブです。
刻んでパスタに乗せたり、スープに入れたり、シチューなどの香りづけなどに利用されています。
パセリはビタミンA、B、C、カルシウム、鉄分やミネラルが豊富で消化を助ける効果があります。
パセリの栽培は簡単で、種から育てるのが一般的ですが、苗も市販されているので、一鉢キッチンにおいておけば、随時、葉を摘みながら利用することができます。
パセリの根出葉は長い葉柄があり、3回羽状複葉で縮れ、2年目に花茎を伸ばして緑がかったクリーム色の花を散形花序につけます。
平葉種のイタリアン・パセリ(Petroselinum crispum "Neapolitanum")は、モスカール種よりマイルドな風味が人気で、スープなどによく使われます。
【パセリの効能】
パセリには食欲増進や消臭効果の効果があります。
【パセリの利用法】
パセリは料理全般に広く使われるハーブですが、そのまま添えたり、細かく刻んで振り掛けるのが一般的です。
その他のパセリの料理への使い方としては、生では食べにくい茎の部分をブーケガルニにしたり、ソースとして使うこともできます。
ソースの作り方は、よく洗って水気を切ったパセリに、にんにくとオリーブオイルをフードプロセッサーに掛けて、ペースト状にしたものを加えて塩で味付けします。
パスタや焼いた鶏肉・魚などのソースに最適です。
その他、浸出液は肌に塗って、スキンケアに利用できます。
パセリの栽培・育て方
パセリは種まきから育てるのが一般的で、芽が出て本葉が2〜3枚程になったら10cm間隔で間引き、10枚ほどまで生長したら20cm間隔に間引きます。
パセリの種子は好光性種子ですので、芽を出すためには日の光が必要になりますので、種は浅めに植え、土も薄くかぶせる程度にします。
パセリは乾燥に弱いので、春〜秋にかけての生育期間中は、土の表面が常に湿っている状態が理想的です。
土の表面が半乾きになったら十分に水を与えてください。
冬には生育が鈍りますので回数を減らすようにします。
秋に植えた株は冬を越し、翌年の5月に花を咲かせます。
花がつくと葉が堅くなり香りも弱くなってしまうので、食用にするなら花茎は見つけ次第、切り落とすようにします。
パセリは耐寒性があるので、5℃以上の気温があれば、そのままでも十分、越冬することができます。
鉢植えの場合は霜のかからない軒下や室内に入れます。
【植える時期】パセリの植え付けは3〜4月が適期です。
種まきの場合は3〜6月か9〜10月が適期になります。
浅めに捲き、発芽するまで新聞紙などをかぶせます。
【植える場所】パセリは日当りがよく、水はけのよい場所に植えます。
半日陰の場所でも十分に育ちます。
また、夏場の直射日光には弱いので、鉢植えであれば半日陰の場所に移すとよいでしょう。
【植え方】
パセリの根はあまり枝分かれしない直根性ですので、苗が小さいときは植え替えをすることができますが、大きくなってからは根が切れてしまうと根付きにくくなるので、植え替えは控えるようにしてください。
【収穫時期】パセリは一年を通して収穫することができます。
【収穫方法】
パセリの葉を収穫する際には、次の葉の生長も考え、常に葉を10枚ほど残すようにしておいてください。