センテッドゼラニウムの特徴
ベラルゴニウムの仲間には、200種以上の交配種、雑種、変種があります。
その中でも、スパイスやフルーツに似た芳香のあるものをセンテッドゼラニウムとし、香りを楽しむ種類として区別しています。
ゼラニウムは多年草または半低木で、葉は互生または対生で、心臓形や掌状、羽状に深裂したものが多く、品種によりさまざまな形状のものがあります。
茎は半本質化ですが、本質化するものもあり、茎の先端や葉と茎の間に花をつけます。
花色は白、桃、赤、紅紫など多種多様です。
園芸品種のゼラニウムの葉には、芳香と呼べるほどの香りはありませんが、ハーブのゼラニウムにはローズ系やフルーツ系、スパイス系、ミント系など、さまざまな香りがあります。
その中でも最も代表的な品種はローズゼラニウムで、バラと同様の香気成分を含むため、葉に軽く触れるとバラの香りが漂います。
ゼラニウムには多くの品種があり、全体の姿、花や葉の色、形のバラエティーに富みます。
【センテッドゼラニウムの効能】
センテッドゼラニウムの精油(エッセンシャルオイル)には細胞成長促進や殺虫効果、収斂作用、皮膚軟化、血管収縮などの効果があります。
【センテッドゼラニウムの利用法】
ローズ・ゼラニウムは香料を採取したり、葉をケーキなど食用や、ポプリ、アレンジメント、お風呂に利用することができます。
アロマテラピーに用いられる精油は、ローズ・ゼラニウムのものです。
その他の品種は、加工して芳香を楽しむ他、アレンジメントや観賞用として利用されます。
ポプリやサシェ、香りの花束にすると芳香あふれるものになります。
センテッドゼラニウムの栽培・育て方
ゼラニウムには前述の通り多くの種類があるので、下記に主なものを紹介したいと思います。
レモン・ゼラニウム学名: Pelargorlium
Crispum
草丈: 0.3〜lm
レモンに似たさわやかな芳香があり、葉の縁に黄色い斑の入りものがあります。
アップル・ゼラニウム学名:
Pelargonium Odoratissimum
草丈:
20〜40cm
りんごのような甘い芳香があり、直径lcmほどの白い小さな花が咲きます。
スノーフレーク・ゼラニウム学名:
Pelargonium Capilatun ‘Snowflake'
草丈:
0.4〜lm
スノーフレークの葉は大きめで柔らかく、白い斑が入るのが特徴です。
シナモン・ゼラニウム学名:
Pelargonium Gralum x Limoneum
草丈:
40〜70cm
やや縮れた葉にはシナモンに似た芳香があり、紅桃色の花をつけるのが特徴です。
ローズ・ゼラニウム学名:
Pelargonium Graveolens
草丈:
0.3〜lm
代表的なゼラニウムの品種で、バラに似た芳香があり、淡桃色の2〜3cmの花をつけます。
アトミックスノーフレーク・ゼラニウム学名:
Pelargonium Capilatum "Alomic Snowflake"
草丈:
0.4〜lm
ミントに似た柑桶系の香りがあり、少し大きめの桃色の花をつけます。
ナツメッグ・ゼラニウム学名:
Pelargonium x Fragrans
草丈:
30〜50cm
アップル・ゼラニウムに似ていますが、ややスバイシーな香りがします。
パイン・ゼラニウム学名:
Pelargonium Denliculatum
草丈:
0.4〜lm
葉に褐色がかった脈が入り、ウッディーな香りがします。
ドクターリピングストン・ゼラニウム学名:
Pelargoniumradens "Dr.Livingslone"
草丈:
0.3〜lm
ローズ・ゼラニウムに似た花をつけ、レモンを含んだバラの香りがします。
ペパーミント・ゼラニウム学名:
Pelargonium Lomenlosum
草丈:
0.3〜lm
ミントに似た剌激臭がある葉は大きく厚みがあり、直径lcmほどの白い小さな花をつけます。
[その他の種類]アプリコット・ゼラニウム
ジンジャー・ゼラニウム
スケルトンズユニーク・ゼラニウム
リタシェーン・ゼラニウム
レモン・ゼラニウム(斑人り種)
ビューティー・ゼラニウム
ミセステイラー・ゼラニウム
シェルブランドローズ・ゼラニウム
ブルボン・ゼラニウム
ミセスジョイレッド・ゼラニウム
ブリリアント・ゼラニウム
ミントバリエガタ・ゼラニウム
レディマリー・ゼラニウム