レモンの特徴
レモンはインド原産の柑橘系の常緑低木で、カリフォルニアなどで多く栽培されています。
日本にはアメリカ経由で明治初期に伝わりました。
レモンは柑橘系の果実の中でも豊富なビタミンCを含み、その香りと酸味が世界中で楽しまれています。
レモンの葉は楕円形で、枝にはとげがあります。
レモンの花は表が白く裏が紅紫がかっており、花後に長球形のいわゆるレモ色の果実をつけます。
レモンの果皮には油脂があり、シトラールやシトロネラールなどを含む精油を取ることができます。
レモンは元来、四季咲き性の植物ですので、温暖な栽培地では春〜秋の長期間にかけて開花します。
カリフォルニアなどの有名な栽培地では開花→結実→収穫のサイクルが年3回ほどあります。
日本の一般的な栽培地では主に初夏に咲いて秋〜冬に収穫するというのが一般的なサイクルです。
【レモンの効能】
レモンには疲労回復や皮膚軟化の効果があります。
その他、ビタミンが豊富でお肌の美容効果もあります。
また、レモンの香りには脳を活性化し、記憶力や集中力を高める効果もあることが認められています。
【レモンの利用法】
レモンは果実や果皮をお菓子や料理など、食用として幅広く利用されます。
また、果汁を飲料にも利用します。
その他、果実をそのままお風呂に入れたり、フルーツポマンダーの材料としても利用できます。
レモンの栽培・育て方
レモンは温かい場所を好みます。
寒い地方では鉢植えにして、10〜5月の寒い時期は日当りのよい室内に置くようにします。
気温がO℃以下にならなければ栽培は可能です。
【植える時期】レモンの植え付けは4〜6月か9〜10月が適期です。
ただし、温暖地以外では9〜10月は避けた方がよいでしょう。
【植える場所】レモンは温暖で日当たりと水はけのよい場所に植えます。
【植え方】
レモンは寒さに弱く0℃以下では枯れてしまうので、寒い地域では鉢植えで育てるようにします。
冬の間は暖かくて霜の当たらない場所に移します。
【収穫時期】レモンの収穫は10〜11月にかけて行います。
ただし、温暖な地域では年に3回ほど収穫できます。
【収穫方法】
レモンの収穫は、果実がほんのり色づき始めたら収穫し、室内において追熟させてるようにします。
木についたまま黄色くさせると香りが弱くなり、果汁の少ないすかすかな果実になってしまいます。
香りを楽しむ目的で収穫するのであれば、まだ果実が緑の9月頃に収穫するようにします。