アグリモニーの特徴
アグリモニーはヨーロッパ〜北アフリカにかけて、分布し自生しているハーブです。
日本にも同種のキンミズヒキというハーブが、山間部から道端にかけて自生しています。
アグリモニーの葉は羽状複葉で、小葉の裏や茎には毛が多くあります。
また、萼にはかぎ状の毛があるため、動物や洋服にくっつきます。
アグリモニーの花は黄色く、細長い花序につくため、タデ科のミズヒキから「金水引」の名が付けられました。
アグリモニーには全草に甘い香りがあります。
黄色い小さな花をたくさんつけますので、観賞用として花壇に植えても綺麗です。
【アグリモニーの効能】
アグリモニーには消化を促す効果があることが知られています。
その他、収斂作用があることも認められており、口内炎の治療などによく用いられます。
また、肝臓に効くハーブとしても用いられます。
【アグリモニーの利用法】
アグリモニーの若芽を食用に利用されます。
葉の浸出液は化粧水や入浴剤に利用されます。
その他、全草を染料に利用したり、乾燥させて甘い香りを楽しむポプリなどにします。
アグリモニーの栽培・育て方
アグリモニーは耐寒性がありますので、越冬のために特別な管理を行う必要はありません。
また、乾燥にも比較的強いので、夏に表土が乾いたら水やりを行程度で十分です。
アグリモニーは種まきや株分けで、比較的簡単に増やすことができるハーブです。
【植える時期】アグリモニーの植え付けは3〜5月が適期です。
また、株分けは4〜6月、10月が適期になります。
種まきは3〜5月、9〜10月が適期です。
【植える場所】アグリモニーは日当りと水はけのよい場所に植えます。
【植え方】
アグリモニーは他の植物と共植えすると、生存競争に勝つことができずに育たないので、他の植物と一緒には植えないようにします。
【収穫時期】アグリモニーは5〜9月に収穫できます。
【収穫方法】
アグリモニーの若芽は5〜6月に、芽が出始めたらすぐに収穫し食用にします。
その他の部位の収穫は、根元から刈り取り、乾燥して保存するようにします。