ミョウガの特徴
ミョウガは日本各地に自生するハーブで、多少湿り気のある、半日陰地によく見ることができます。
ミョウガは新芽や花房を食べることができ、芳香や辛味、歯ざわりが独特の野菜としても人気です。
ミョウガの葉は長楕円形で、先が尖っており、茎を抱くようにして葉をつけます。
花は根茎から直接花茎を出し、淡黄色の花を紅紫色のホウ葉が重なった間から咲かせます。
ミョウガを食べると物忘れがひどくなると言われ、バカやワスレグサという別名で呼ばれることもありますが、栄養学的にはそのような成分は含まれていないようです。
【ミョウガの効能】
ミョウガにはビタミンCやカリウム、食物繊維が多く含まれ、発汗作用や解毒作用、食欲増進、血液循環改善効果があります。
【ミョウガの利用法】
ミョウガの若いホウ葉や花茎は、独特の風味があり、みそ汁や薬味、漬けものなどの料理に利用できます。
独特の風味と歯ごたえが人気です。
ミョウガの栽培・育て方
ミョウガは山地の谷沿のような、半日陰から日陰の少し湿り気のあるところが栽培の適地になります。
ミョウガは丈夫で育てやすいハーブですが、乾燥には少し弱いので夏場の乾燥に注意してください。
乾燥対策には、わらなどで覆うのがおすすめです。
【植える時期】ミョウガの根株の植え付けや植え替えは3〜4月が適期です。
苗を植える場合には6〜7月が適期になります。
【植える場所】ミョウガは半日陰か日陰の適度に湿気のある場所に植えてください。
【植え方】
ミョウガを植える場合は、あまりかたくない土に、地下茎を植え込むようにします。
根株を植える際には5cmほど掘り起こして植え、苗を植える場合には10cmほど掘り起こして土をかぶせます。
株の間は15〜20cmほどあけるようにしてください。
【収穫時期】
ミョウガは7〜10月にかけて収穫できますが、7〜8月に採れるものを夏ミョウガ、9〜10月に採れるものを秋ミョウガといいますが、秋ミョウガの方が粒が大きく、色や香りも良いとされます。
【収穫方法】ミョウガの収穫は、花穂が地上に2〜3cmほど出たら採取します。
花が咲くとブカブカになり味が落ちてしまうので、花が開く前に収穫するようにします。