サフランの特徴
サフランは南ヨーロッパ原産のクロッカスの仲間で姿がよく似たハーブです。
スペインのバレンシア地方が、良質なサフランの栽培地として有名です。
サフランの葉は桧葉状につき、クロッカスに似た花は、一つの花に赤い桂頭が3本つき、これを料理の色づけなどに使います。
サフランの収穫は、開花直後の朝露が降りる前に3本に分かれた雌しべを手で摘み取ります。
柱頭は3万個の花から、わずか100gしか採れないため非常に高価なものとして扱われます。
【サフランの効能】
サフランは発汗作用や健胃作用、鎖痛作用のあるハーブとして昔から薬用とされてきた。
その他、生理不順や更年期障害の緩和の効果もあります。
【サフランの利用法】
サフランの乾燥した柱頭は香りと色づけにブイヤベースやパエリアなどの料理に利用されます。
サフランは魚介類や米料理によく合います。
油には溶けないため、あらかじめ少量の湯に浸し、色と香りを出してから使うようにします。
また、ハーブティーや染色にも使われます。
サフランの栽培・育て方
サフランは開花後、翌年の栽培のために、液肥を施して球根を太らせるようにします。
葉が枯れたら球根を掘り上げて、風通しのよい場所で乾燥させ分球し、涼しい場所に保管するようにします。
この球根を、翌年、再度植えます。
植える時期:
サフランの球根の植え付けは8〜9月が適期になります。
植える場所:サフランは日当たりのよい砂地を好みます。
植え方:
サフランを植える際は、排水良好の用土に球根の3倍程度の深さに植えてください。
収穫時期:
サフランの雌しべは10〜11月の開花期にかけて収穫します。
収穫方法:
開花直後、3本に分かれた雌しべを朝露が降りる前に、手で摘み取ります。