サクラの特徴
サクラは古くから歌に詠まれるなど、日本人に古くから愛されてきた落葉高木樹です。
サクラは日本を象徴する国花として外国にも知られ、国内各地に桜の名所があるほどです。
一般的に「サクラ」とはバラ科サクラ属サクラ亜属の総称で、日本には「ヤマザクラ」や「エドヒガン」などの自生種、変種を含め100種ほどの品種が存在します。
小高木のマメザクラは、若木でもよく花をつけるので、庭木としても人気があります。
また、樹形がコンパクトで花色が優れえいるオカメや、その他、ヨコハマヒザクラ、ケイオウザクラ、トウカイザクラ、八重紅枝垂れ、天の川などもコンパクトで育てやすい種です。
そのため、鉢植えにしてベランダで楽しむこともできます。
サクラは都市のスモッグや塵、亜硫酸ガスなどには弱く、都市公害の激しい過密地域ではあまり育ちません。
【サクラの効能】
サクラには酔いさまし、蕁麻疹、去痰作用、咳止めなどの効果があることが認められています。
【サクラの利用法】サクラの葉や花を塩潰けに利用されます。
花は桜湯にしてお祝いの席の彩りの追加や、 葉は桜もちに利用されます。
サクラの樹皮を茶筒やお盆に貼って作る、樺細工の工芸品も人気があります。
サクラの栽培・育て方
サクラは放任しても、事前によい樹形を作るので、邪魔になる枝を剪定する程度の管理で十分です。
「桜を切るバカ、ウメを切らぬバカ」と言うように、桜は落葉性の樹木の中でも特に萌芽力が弱いので整枝すると、その後、なかなか芽が吹かなくなります。
特に樹齢30年以上のものでは、この傾向が強まるので、整枝はなるべく若木のうちにしておくようにします。
また、移植は成木になってからでは難しいので、必ず若木のうちにするようにしてください。
【植える時期】サクラの植え付けや植替えは2〜3月が適期になります。
【植える場所】サクラは日当たりと保水性のよい場所に植えます。
日陰や半日陰では花が咲きませんし。
サクラは乾燥を嫌うので、適当な湿度を保てる土壌で肥えた土地に植えるようにしてください。
サクラは非常に大きく生長するので、植える場所には広い用地を必要とします。
サクラは大気汚染や潮風に弱く、根も弱いなど非常にデリケートな樹です。
【植え方】
サクラは非常に大きく生長するので、十分に広い用地を確保しておくか、最初からあまり大きくならない樹種を選びます。
【収穫時期】
サクラの花の収穫は開花時期の3〜4月が適期で、葉の収穫はその後の4〜6月ごろが適期になります。
【収穫方法】サクラの葉や花の収穫は、その枝の根元から切り取ります。