ダイヤーズカモマイルの特徴
ダイヤーズカモマイルは染色を意味する言葉が、学名のtinctoriaや、英名のダイヤーズと付くように初夏から秋にかけて咲く黄色い花は植物染料になります。
ダイヤーズ・カモミールは、主に染色に用いる品種で、芳香はないのが特徴といえます。
葉は幅があって平らで、縁には鋸歯があります。
茎は直立し、鮮やかな黄色の花をつけます。
染色や切り花、ドライフラワーなどに利用することができます。
春に種をまいても、その年に開花せず、翌年から開花するので、秋まきがおすすめです。
【ダイヤーズカモマイルの効能】
カモミールのハーブティーは黄金色をして美しく、消化促進や鎮静効果、発汗作用などがあります。
その他、発汗作用や保湿効果、解熱作用、抗アレルギー効果、消炎作用、皮膚軟化効果、通経作用、風邪の症状の緩和に効果があります。
【ダイヤーズカモマイルの利用法】
ダイヤーズカモマイルは、生のままでも、乾燥させても使うことができます。
煮出すと黄色系の染め液になり、染色の媒染剤によって、黄、カーキ、オリープグリーン系などの色合いに染まります。
花色は、白や黄色系の濃淡の園芸品種が多数あり、庭の彩りとしても利用することができます。
ダイヤーズカモマイルの栽培・育て方
ダイヤーズカモマイルの管理方法は、春先に前年の古い枝を切り戻すようにします。
生長が早いため、鉢は根詰まりしないように、年に1〜2回は植え替えるようにします。
カモミールが生長して込み合った所は、間引いて、風通しをよくするようにします。
カモミールの種まきは、春まきは3月頃、秋まきは9〜10月ごろに行ないます。
秋まきにして越冬させた苗の方が、丈夫で多くの花を咲かせるので、おすすめです。
【植える時期】
ダイヤーズカモマイルの植え付けは、3〜5月および9〜11月が適期です。
挿し木は5〜6月と9〜10月が適期です。
株分けは3〜11月が適期になります。
【植える場所】
ダイヤーズカモマイルは日当たりがよく、排水良好の場所に植えるようにします。
【植え方】
地植えの場合には株間20cmほどで、事前に堆肥をすき込んだ場所に植えます。
種を直まきにする場合には、充分散水した場所に種をまき、発芽するまで不織布やビニールをかぶせ、発芽後に取りはずしてください。
【収穫時期】
ダイヤーズカモマイルの収穫は、5〜10月にかけて行うことができます。
【収穫方法】
ダイヤーズカモマイルの収穫は、花が十分に開ききったころに摘み取ります。
花は枯れる前にこまめに収穫してください。
そうすることで、次の花が咲いてきます。