ミモザの特徴
ミモザはオーストラリア原産の常緑高木で、春に小さい黄色い花を一斉に咲かせ、庭を彩ってくれるので最近人気のシンボルツリーです。
モミザは銀色がかった色のかわいらしい葉と枝垂れた枝いっぱいに咲かせる丸くて小さな小花が特長で、花の盛りの時期には樹全体が黄色に染まり、周囲の雰囲気を明るくしてくれます。
モミザは寒さにはあまり強くありませんが、やせ地でもよく育つので、日本でも温暖な地域で街路樹として古くから利用されてきました。
モミザは温暖な場所を好むので、寒い場所では鉢植えで育てるのがおすすめです。
ミモザはオーストラリアではワトルと呼ばれ、さまざまな品種が栽培されています。
その中で、フサアカシア、ギンヨウアカシアなどが日本に導入されモミザと呼ばれるようになりました。
ちなみにヨーロッパでは、主にフサアカシアをモミザという名で取引しているようです。
ミモザは多数の枝や小枝を出し、葉は2回羽状複葉、小葉は幅1〜3mm、長さ1cmの線形です。
ミモザの花は小枝の先端や葉のつけ根付近に、総状花序に7mmほどの円形の黄色い花を多数つけます。
花には芳香があり、香水の原料等に利用されます。
【ミモザの効能】
ミモザには精神の鎮静作用や整肌効果、造血作用、老化防止、皮膚の弾力の回復、利尿作用などがあることが知られています。
【ミモザの利用法】
芳香のあるミモザの花はポプリの素材として利用します。
また、生け花やドライにしてクラフト等にも利用します。
その他、エッセンシャルオイルや蜂蜜、香水の原料としても利用されています。
ミモザの栽培・育て方
モミザは生長が早いので、剪定で生長速度を調整します。
花の時期が終わったら台風に備えて、枝を切り詰め、樹形を小さくするようにします。
モミザは若いうちは特に枝が生長するので、伸びすぎているものを間引くようにします。
モミザは剪定が遅れてしまうと、翌年の花が咲かないこともあるので注意してください。
ミモザは耐寒性はあまりありませんが、寒冷地でも雪がかかったり凍ったりしなければ越冬することができます。
ミモザは苗木や鉢植えを購入して育てるか、挿し木で増やすことができます。
【植える時期】
ミモザの植え付け(植え替え)は厳寒期を避ければ、一年中行うことができます。
【植える場所】ミモザは日当たりと水はけのよい場所に植えるようにします。
【植え方】
モミザは根の張りが弱いのですが、樹冠はふわっと広がり大きくなるため、頭が重くなり倒れやすくなってしまいます。
そのため、風が強く吹く場所は避けて、生長に合わせ支柱を換えるようにします。
【収穫時期】ミモザの花の収穫は花期後の7〜8月にかけて行います。
【収穫方法】ミモザの花は花粉が散る前に収穫してください。