オリーブの概要
オリーブ
モクセイ科 常緑低木
【学名】 Olea
Europaea
【別名】 −
【将来的なサイズ】 高さ:2m〜3m 幅:2m〜3m
【花期】 5〜6月
【原産地】 地中海沿岸、北アフリカ
【耐寒性】 半耐寒
【利用部分】 果実、葉
【利用方法】 ハーブティー、料理、ヘルスケア、園芸、クラフト
【効能】 葉=解熱作用、鎮静作用
種・実=便秘の解消、胆汁分泌の促進、コレステロール値を下げる
【注意点】 特になし
オリーブの特徴
海外でのオリーブ栽培の歴史は古く、紀元前3世紀には始まっていたといわれています。
古くからオリーブは平和の象徴とされ、ノアの方舟から放たれたハトが最初にくわえてきた枝がオリーブとされています。
庭に植えると異国情緒が漂うオリーブの木は、塩漬けなどにして、その実も楽しめるため人気ですが、実を結ばせるには、異なる品種のオリーブを混植する必要があります。
オリーブは初夏になるとクリーム色の小さな花を咲かせ、その後に果実ができます。
若い果実は緑色で、熟すと黒紫色になります。
収穫後そのままでは渋みがあるため、塩潰けやオイル漬けなどに加工されます。
【オリーブの効能】
オリーブの葉には解熱作用や鎮静作用、種や実には便秘の解消や胆汁分泌の促進、コレステロール値を下げる効果があります。
【オリーブの利用法】
オリーブの果実は圧搾して油を採り、オリーブオイルとして利用されます。
オリーブオイルは不飽和脂肪酸を含み生活習慣病によいと注目されています。
オリーブの葉はハーブティーにします。
オリーブの栽培・育て方
オリーブは根が浅く、幹が柔らかいので、風で倒れないように支柱を立てたり、枝を剪定して風が抜けるように対策をします。
支柱の縄は気が生長して食い込まないように適度に締めなおすようにする必要があります。
また、植え付けの際に深く耕しておくと、根付きやすくなります。
オリーブの枝は横に広く出るため、苗木のまま何もしないと、横にだらしなく広がった姿になってしまいます。
オリーブの枝をまっすぐ伸ばすためには、枝のしつけが必要になります。
まっすぐ伸ばすためには支柱に沿って枝を縛ってとめていくようにします。
【植える時期】
オリーブの植え付けは3〜4月が適期になります。
挿し木の場合は6月と10月〜11月が適期になります。
【植える場所】
オリーブは日当たりと排水のよい場所に植えるようにしてください。
【植え方】
オリーブを植え付けたあとは、たっぷりと水をやって、倒れないように支柱をしっかりと立てるようにします。
オリーブを植え替える際には、まわりの土を半分くらいくずして傷んだ根を取り除き一回り大きな鉢に新しい用土で植えます。
【収穫時期】オリーブの収穫は10〜11月が適期になります。
【収穫方法】
緑の実を収穫したいときには実が若いとき、黒い実の場合は熟してから収穫します。