チャービルの特徴
チャービルは全草に甘さを秘めた独特の風味があり、フランス料理などによく使われるハーブです。
パセリよりも繊細で、甘さのある香りが好まれ、フランスでは「美食家のパセリ」とも呼ばれます。
チャービルの茎は分枝して株立ちになり、茎上部に小さな白い花を複散形花序につけます。
チャービルは古代ローマ人が好んで用い、その後、ヨーロッパにもたらされたと言われています。
チャービルは加熱すると香りが消えるため、ドレッシングやサラダなど、生で用いたり料理の仕上げに使うようにします。
チャービルは半日陰で育てることで、一段と香り高くすることができます。
【チャービルの効能】
チャービルはビタミンやミネラルを多く含み、消化促進や血行促進作用があります。
【チャービルの利用法】
チャービルはフランス料理のフィーヌゼルブには欠かせないハーブの1つです。
卵料理や魚料理、鶏肉料理、スープ、サラダとの相性が抜群です。
チャービルは加熱することで、風味が落ちてしまうので、調理の最後に加えるか、短時間の加熱で仕上げるようにします。
チャービルの栽培・育て方
チャービルは、夏は直射日光を避けて風通しをよくするようにします。
収穫を兼ねて間引くようにするとよいでしょう。
植える時期:
チャービルの植え付けは、3〜5月および、9〜10月が適期になります。
種まきは4〜5月と9〜10月が適期です。
植える場所:
チャービルは肥沃でやや湿り気があり、半日陰の涼しい場所に植えるようにします。
強い直射日光は避けるようにしてください。
植え方:
チャービルは移植を嫌うため、直接、種まきで栽培するのがおすすめです。
種まきの場合は元肥を施してから直まきし、株間は10cmほどあけるようにします。
収穫時期:
チャービルの葉の収穫は、3〜6月、10〜11月にかけて行うことができます。
収穫方法:
チャービルの収穫は、上記の収穫期に、風通しが良くなるように行うとよいでしょう。