クリスマスローズの特徴
クリスマスローズは3月ごろにピンクや白の花をつけ、花の少なくさみしくなりがちな冬の庭を彩るハーブです。
クリスマスローズの花は比較的地味ですが、それが洋風の庭だけでなく、和風の庭や和室にもよくマッチするのが特徴でもあります。
クリスマスローズは根元より長い葉柄を伸ばし、葉は複葉で、花は白やピンクのものがあり通常は一つの花柄に、一つだけ花をつけます。
近年は園芸用に品種改良も進んでおり、花に色の入ったものや八重咲きの花のもの、草背の高いものや低いものなど、様々な品種があります。
クリスマスローズは花のない時期でも葉がたくさんあって美しいので、グランドカバーとしても使うことができます。
建物の東側や、落葉樹周りなどの半日陰で、腐植質の多い土に植えると大株に育ちます。
クリスマスローズは病害虫の心配もほとんどなく、場所が合えば手間がかからず便利なハーブです。
【クリスマスローズの効能】
クリスマスローズの根には強心効果があります。
【クリスマスローズの利用法】
クリスマスローズは主に観賞用として園芸に用います。
根には強心効果があり、強心剤として利用されますが、その場合は必ず医師の指導に従って服用してください。
クリスマスローズの栽培・育て方
クリスマスローズは寒さには比較的強いので、日本の気候であれば越冬に特別な配慮はいりませんが、霜があたらないように簡単な霜よけをしておくと花が傷みにくくなります。
クリスマスローズは寒さに強い反面、高温多湿に弱い特徴がありますので注意してください。
夏場は明るく涼しい場所に置き、極度の乾燥を避けるようにしてください。
また、花が終わった後もそのままにしておくと株が弱ってしまうので、種を採る必要がなければ花茎ごと切り取るようにするとよいでしょう。
クリスマスローズは、春に鉢上げを兼ねて元肥を与えるようにしてください。
また、根分けで比較的簡単に増やすことができます。
【植える時期】
クリスマスローズの植え付けや植え替えは、真夏を避けた花後の5〜6月か10〜11月が適期です。
【植える場所】
クリスマスローズは落葉樹の下のような、直射日光は当たらないが比較的明るい場所を好みます。
特に夏は直射日光の当たる場所に置いておくと、暑すぎて生育が衰えてしまうので注意が必要です。
【植え方】
鉢植えのクリスマスローズは、鉢の中が根でいっぱいになってきたら根づまりする前に植え替えるようにしてください。
【収穫時期】
クリスマスローズの根を薬用に使う場合には、花が咲く前の9〜11月が適期になります。
【収穫方法】株を掘り起こして、根を採取します。
根を強心の薬用として使う場合には、必ず医師の指示に従うようにしてください。