カタクリの特徴
カタクリは片栗粉で有名なハーブですが、日陰でかわいらしい花を咲かせるのでシンボルツリーの下花として植えることもできますし、そのまま料理にも利用することができます。
カタクリは地面から紅紫色の斑紋のある葉を対生し、葉の間から花柄を立て紅紫色の花を下向きにつけます。
カタクリの仲間は北半球に25種類程が分布しており、ピンク色や黄色の花を咲かせる品種もあります。
かつては鱗茎から片栗粉をとっていましたが、現在市販されているカタクリ粉はじゃがいも(馬鈴薯)のデンプンになります。
【カタクリの効能】
カタクリには健胃作用や収斂作用、強壮効果などの効能があることが認められています。
【カタクリの利用法】
カタクリの花や若葉、鱗茎は天ぷらや、お吸いものなどにして食べることができます。
また、酢の物にすると、花のピンク色が映え、シャキシャキとした歯ごたえで、おいしく食べることができます。
カタクリの栽培・育て方
カタクリは早春から葉が枯れる時期にかけては、水をきらさないように、土が乾いたら水をやり、その後は、乾き気味に管理するようにしてください。
カタクリはナメクジに食べられやすいので、葉や茎にキラキラとナメクジの這った痕跡を見つけた場合には、ナメクジ用の誘殺剤をを使用してください。
カタクリは育つと球根が3〜4ヶに分かれますので、花後6〜7月に球根を掘り上げて球根を分けて増やせます。
【植える時期】カタクリの植え付けは9〜10月に球根を深めに植え込みます。
【植える場所】カタクリは日陰や半日陰の場所に植えるようにしてください。
カタクリの球根は表面に皮がほとんどない裸状態で、乾燥させると著しく弱ってしまいますので、やや湿り気味の土を好みます。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
【植え方】
カタクリの球根を植える際には、10cmぐらいの深めに植え込むようにしてください。
【収穫時期】カタクリの収穫は3月下旬〜4月が適期になります。
【収穫方法】
カタクリを収穫する際には、土の上に出ている根元から刈り取って収穫してください。