ローズヒップの特徴
ローズヒップはバラの実のことで、ハーブティーやアロマオイルなどに使われます。
ハーブティーには、さまざまなバラの品種中でも、ドッグローズ(Rosa canina)の実が、最も適しているといわれています。
ドッグローズは古くから、薬効の高いことが知られていました。
ローマ時代には狂犬病にも効くとされたことから、ラテン語で「犬のバラ」を意味する名前が付けられ、英語でもドッグローズと呼ばれるようになりました。
その他、スイートブライヤーやハマナスなどもハーブティーに用いられることがあります。
ローズヒップはピタミンCを豊富に含んでおり、美容によいとされ注目度が高いハーブです。
ローズヒップのハーブティーは、酸味があり、フルーティーで甘い香りがしますが、酸味は口に含んでも特別に酸っぱいわけではなく、ちょうど飲みやすいくらいの酸味です。
ローゼルとブレンドすると美しいルビー色に発色し、酸味があるおいしい味になります。
【ローズヒップの効能】
ローズヒップには、便秘改善や利尿作用、強壮作用、病中病後の体力回復、カゼ・生理不順・生理痛の緩和、美肌効果などの効果が知られています。
【ローズヒップの利用法】
ローズヒップはハーブティーによく利用されます。
ローズヒップはビタミンCを多く含むので、サプリメントやアロマオイルにも加工されます。
ローズヒップの栽培・育て方
ローズ(ヒップ)は日当たりと風通しのよい場所で育てるようにします。
詳細の育て方については、自然と暮らす
バラのページを参照ください。
ローズヒップは果実を利用するため、薬剤の使用には注意が必要です。
【植える時期】
ローズヒップの植え付けは新苗であれば4〜5月が適期になります。
大苗の植え付けは11〜2月が適期です。
【植える場所】
ローズヒップは日当たりと水はけのよい、よく肥えた土に植えるようにしてください。
【植え方】
日当たりと風通しの良いところを選んで、土をしっかり改良して植えるよにしてください。
【収穫時期】
ローズヒップの収穫は、実が赤く色づく9〜11月にかけて行うことができます。
【収穫方法】
ローズヒップの収穫の際には、実を割って中の毛と種を取り除いてから、乾燥させて保存してください。
実の中の毛は炎症を起こすことがあるため、十分に取り除くように注意してください。