エゴマの特徴
エゴマは東南アジア原産のシソ科の一年草のハーブです。
東アジアを中心に食用に栽培されていますが、日本にも古くに伝わり高冷地を中心に栽培されています。
エゴマの葉は対生の短卵円形で鋸歯があり、茎は分枝して株立ちになり、白い花を総状花序につけます。
エゴマは食べ方がゴマとよく似ているのですが、その成分や効能はゴマとは全く異なります。
エゴマはゴマの仲間ではなく、実はシソ科です。
【エゴマの効能】
エゴマには血液を浄化しさらさらにする効果がありますので、脳梗塞や心筋梗塞、高血圧、高脂血症の予防や改善に効果があります。
また、抗アレルギー作用と消炎作用がありますので、アレルギー反応と炎症の緩和、アトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患の緩和などの効果があります。
その他、生理痛の緩和、脳の老化/痴呆の防止、ガンの予防、乳がん発生の抑制、鎮静作用、ダイエット効果など、様々な効果があるといわれています。
【エゴマの利用法】
エゴマの種子はごまと同じように利用することができます。
また、葉を摘んで生のまま焼肉をまいたり、刻んで薬味として利用することができます。
また、シソの用に巻き味噌や塩漬け、てんぷらにしても美味しく食することができます。
その他、生やドライの葉はハーブティーにもなります。
エゴマの栽培・育て方
エゴマは開花する1ヶ月ほど前に、背丈90cm以上に生長したり、葉や株が混み合った場所は間引きや刈り込みを行うことにより通気性をよくします。
【植える時期】エゴマの植え付けは4〜6月ごろが適期になります。
種まきの場合は5月〜6月が適期になります。
【植える場所】エゴマは半日陰のやや湿った場所に植えるようにしてください。
【植え方】エゴマを植える際は苗を株間30cm程あけるようにします。
種から育てる場合も、芽が手できて株が混み合ってきたら、株間が30cmほどになるように間引くようにします。
【収穫時期】
エゴマの収穫は落花後1ヶ月の9月〜10月ごろか、茎葉が3分の2程度黄化したころに、1〜2個の実が黒く熟し始めたら刈り取るようにします。
【収穫方法】
エゴマの収穫の刈り取りが遅れてしまうと、たくさんの実が落ちてしまいますので注意してください。
刈り取ったら株は1週間ほど日陰で乾燥させます。