トードフラックスの特徴
トードフラックスはヨーロッパや北アジア原産のハーブで、かつては皮膚病の治療などに用いられましたが、近年は専ら園芸用として人気があります。
トードフラックスの茎は直立し、葉はごく細い線形で株の上部に距のある黄色い筒状花を多数つけます。
この夏に咲かせる黄色いかわいらしい花が人気で、花が青紫色のブルートードフラグという種類もあります。
トードフラックスは秋に種を蒔くか、苗を植えますが、発芽率が非常によいので、たくさん植えたい場合は種から育てる方が効率的です。
繁殖力が強く冬も苗のままで越すことができますが、花が咲いた後に自然に落ちる種で、毎年花を咲かせます。
【トードフラックスの効能】
トードフラックスには利尿作用や皮膚病の治療に効果があります。
【トードフラックスの利用法】
かつては葉や茎を煎じて、利尿剤や皮膚病などの薬草として利用されることもありますが、現在では庭の彩りとしての園芸目的か、アレンジメントなどに利用されます。
トードフラックスの栽培・育て方
トードフラックスは種から簡単に育てることができます。
花が一通り咲き終わった時点で切り戻しを行うと、ワキから花茎が伸びてきて再び花を咲かせることができます。
トードフラックスは耐寒性が強いので、屋外でも苗のままで越冬することができます。
繁殖力旺盛で雑草化しやすいので、注意が必要です。
【植える時期】トードフラックスの植え付けは3〜4月か9〜10月が適期です。
種まきの場合は9〜10月が適期になります。
【植える場所】
トードフラックスは日当りと水はけのよい場所に植えるようにしてください。
土は特に選びません。
【植え方】
トードフラックスは繁殖力が強く雑草化し、他の植物の場所まで侵食してしまいますので、植える範囲には囲いをするようにしてください。
【収穫時期】トードフラックスの花は5〜9月に収穫することができます。
【収穫方法】
トードフラックスの花を収穫する場合には、花茎の根元から刈り取るようにすると、次の花を咲かせることができます。