トウガラシの概要
トウガラシ 唐辛子
ナス科 一年草
【学名】 Capsicum
Annum
【別名】 レッドペッパー、チリペッパー、ホットペッパー
【将来的なサイズ】 高さ:1m 幅:80cm
【花期】 7〜9月
【原産地】 中南米
【耐寒性】 強い
【利用部分】 果実、葉
【利用方法】 料理、クラフト、ドライフラワー、園芸
【効能】 食欲増進、消化促進、血行促進、発汗作用、殺菌作用
【注意点】 食べ過ぎると胃腸に炎症の恐れがある。
トウガラシの特徴
唐辛子はコロンプスによって南米よりヨーロッパにもたらされて広まったと言われており、日本でも江戸時代に品種改良が行われ、さまざまな品種が生まれてきました。
熟すと実がツヤのあるオレンジや紫に色づく五色トウガラシなどの観賞用トウガラシもあります。
唐辛子はその刺激的な辛さが特徴で、香辛料や薬味として広くつかわれ、ピタミンCを豊富に含んでいます。
トウガラシの仲間には辛みの強いものから、パプリカのように辛くないものまで、さまざまな色や形の種類があります。
【トウガラシの効能】
トウガラシには食欲増進や消化促進、血行促進、発汗作用、強壮作用、殺菌作用などの薬効があります。
また、発汗作用による体脂肪消化効果もあります。
辛味成分であるカプサイシンの効能により、胃痛や胃もたれ、胃のむかつきなど、胃炎を予防する効果が高いことが知られています。
【トウガラシの利用法】
トウガラシは香辛料や薬味として、日本の食卓ではおなじみです。
トウガラシの辛みと香りは油に溶けるため、オイルにつければペッパーオイルとして保存できます。
種を除くと辛みがソフトになります。
トウガラシの栽培・育て方
トウガラシは一番最初に咲く花の蕾がつく頃に、一番上の2つだけ残して、下の方のワキ芽は全部つみ取り、芽欠きを行います。
芽欠きを行わないと、枝が充実せずに、花つきや実つきが悪くなってしまいます。
トウガラシは根が深く張らず、比較的浅い場所に張るので、乾燥に弱く、水切れは厳禁です。
そのため、真夏に土の乾燥を防ぐために、敷きワラをして、水分を保つようにします。
植える時期:トウガラシの植え付けは5月が適期です。
種まきは4〜5月が適期になります。
植える場所:
トウガラシは日当たりや排水がよく、肥えた土地で栽培するようにします。
植え方:
トウガラシは、初心者はタネから育てるのは難しいので、苗を購入するのがおすすめです。
トウガラシは一年性の植物で、植え付けを行うと、その年のうちに枯れてしまいますので植え替えの必要はありません。
畑に植える場合の注意点としては、ナス科の植物同士で連鎖障害を起こしますので、昨年ナス科の植物を植えた土壌には、トウガラシの植え付けをしないように注意してください。
収穫時期:トウガラシは7〜10月にかけて収穫できます。
収穫方法:
トウガラシは夏から秋にかけて、実をひとつひとつ収穫してもよいですし、頃合いを見計らって、株ごと引っこ抜いて収穫することもできます。