マーシュの特徴
マーシュはヨーロッパ原産の緑黄野菜で、日本には明治時代末に伝わったと言われています。
茎はよく分枝し葉は対生の根出葉で、上部の葉には柄がないのが特徴です。
葉にはビタミンB1、カロチン、鉄分などが多く含まれており貧血などにも効果的です。
マーシュは2mmほどの小さく白い花を、茎の先に密集させて咲きますが園芸価値はあまりありません。
マーシュはトウモロコシ畑などに自生していた雑草をサラダに利用したので、コーン・サラダとも呼ばれます。
マーシュは非常に丈夫なハーブですので、管理せずに放っておくと野生化して広がります。
【マーシュの効能】
マーシュはビタミンB1、カロチン、鉄分などが豊富で、食用にすると貧血に効果があります。
【マーシュの利用法】
マーシュの若い根出葉はサラダや各種料理の彩り、つけ合わせなどに利用することができます。
スープやシチューの浮き実にも利用できます。
マーシュの栽培・育て方
マーシュは種まきから育てるのが一般的です。
春または秋に地面かプランター、箱にタネをまき、込み合ったところを収穫を兼ねて間引きます。
マーシュはタネをまいてから1ヶ月半ほどで収穫できます。
タネはすべてを一度にまかずに、2週間くらいずらして2〜3回に分けてまくと長い間収穫することができます。
秋まきの方が柔らかく、虫のつかない葉が収穫できます。
【植える時期】マーシュの種まきは3〜4月か9〜10月が適期です。
【植える場所】マーシュは日当たりのよい場所に植るようにしてください。
【植え方】
マーシュを地植えにする場合は、筋まきにタネをまき、まき筋は20cmほど間隔をあけて平行にします。
プランターや箱の場合には、指で土にまき筋を付け、その筋に沿って1cm間隔くらいでタネをまき土をかぶせます。
発芽し生長してきたら、混み合った部分を間引きながら株と株の間の間隔を広げて育てていきます。
間引いたものも「間引き菜」として利用できます。
【収穫時期】
マーシュの収穫は秋まきのものは11月〜3月、春まきのものは4月〜6月が収穫適期になります。
【収穫方法】マーシュの収穫は次の2本通りの方法があります。
まず一つ目の方法としては、葉が5〜6枚に生長したら、株を根から引き抜いて収穫する方法になります。
もう一つの方法は、本葉が10〜12枚ぐらいまで生長させ、中心の柔らかい若葉やその後にできるわき芽を摘んで収穫し、また葉が出てきたら摘んで収穫するという方法です。