エキナセアの概要
エキナセア
キク科 多年草
【学名】 Echinacea
Purpurea
【別名】 エキナケア、パープルコーンフラワー、ムラサキバレンギク
【将来的なサイズ】 高さ:1m 幅:40cm
【花期】 6〜9月
【原産地】 北アメリカ東部
【耐寒性】 あり
【利用部分】 葉、花、茎、根、根茎
【利用方法】 ハーブティー、ヘルスケア、園芸、切り花、クラフト
【効能】 傷の治療、風邪の症状の緩和、咳止め、抗菌作用、
免疫機能の向上、白血球を作る
【注意点】 特になし
エキナセアの特徴
エキナセアの名前は花の基部の部分が「ハリネズミ」のように尖っており、それを表すギリシャ語の「エキノース」に由来すると言われています。
エキナセアの花は、真ん中の丸い部分と、細長い花弁の部分で形成されています。
花びらの部分は満開の時期には下を向き、バトミントンのシャトルのような形になります。
花色はピンクがかった色ですが、乳白色の花を咲かせる園芸品種もあります。
エキナセアは元々、北アメリカの草原地帯に自生していましたが、高い薬効が注目を浴び、現在では世界各国で栽培されています。
エキナケアは、Echinacea purpurea以外にもE.angustifoliaやE.pallidaなど、自生地には9種類ほどが生育しています。
【
エキナセアの効能】
エキナセアは高い薬効が古くから知られ、北米では古くより民間療法に用いられてきました。
近年は更にその効能の研究が進み、抗菌作用や免疫機能の向上、白血球を作る働きを促して感染症を抑える効果などが知られ、天然の抗生物質として、ハープティーやサプリメントなどが市販されています。
【
エキナセアの利用法】
エキナセアは傷の治療や伝染病、風邪、咳止めなどの家庭薬として、昔からアメリカ先住民は利用してきました。
切り花やドライフラワーとしても利用されます。
エキナセアの栽培・育て方
エキナセアは生命力が非常に強く、特別な手入れは必要ありません。
花が枯れてきたら花茎ごと切ると、次々と花を咲かせることができます。
植える時期:
エキナセアの植え付けは3〜5月、および9〜10月が適期です。
株分けも3〜5月、9〜10月が適期です。
植える場所:
エキナセアは日当たりと排水のよい場所に植えるようにしてください。
植え方:
エキナセアを植える土壌は、土に遅行性の肥料を混ぜ込んでおけばその後はほとんど必要ありません。
肥料を与えすぎると、病気にかかりやすい弱い株になってしまいます。
数株を植えるときは、株の間隔を30cm以上はなして植えるようにします。
あまり詰めて植えると、風通しも悪くなり上手く育ちません。
収穫時期:
エキナセアは6〜9月にかけて収穫することができます。
収穫方法:
エキナセアのタネを採る場合は、タネが熟したら花茎ごと切り取り、風通しの良い場所に逆さにつるします。
花の部分を通気性のある袋で包んでおけば、タネが乾燥して自然に袋の中にたまります。