レッドクローバーの特徴
レッドクローバーはヨーロッパ原産のハーブで、明治初期ごろに渡来し、現在では多く自生しており、牧草としてもおなじみのハーブです。
和名はムラサキツメクサやアカツメクサと呼ばれます。
レッドクローバーは古くから薬として利用されており、その歴史は古代ローマ時代にまで遡ると言われます。
レッドクローバーは全体に軟毛があり、茎は地をはって広がり生長します。
小葉は檜円形で、V字形の斑と長い葉柄があり、通常3枚ですが、4枚の突然変異のものがあり、見つけると幸せになるというのは有名な言い伝えです。
茎先端に蝶形の花が70個ほど集まった球形の花をつけます。
ホワイトクローバーとは花の色が違うだけでなく、品種も少し違うハーブになります。
【レッドクローバーの効能】
レッドクローバーには痛風などの体質改善や去痰作用、消炎作用による風邪などの症状の緩和の効果があります。
大豆以上にたくさんのイソフラボンが含有されているので、女性にとっては健康にも美容にもうれしいハーブです。
【レッドクローバーの利用法】
レッドクローバーはお庭のグランドカバーやドライフラワーとして利用することができます。
乾燥花はハーブティーにも利用されます。
レッドクローバーのハーブティーは、かすかに草のすっぱい香りがし、やわらかな甘みがあるハーブティーになります。
レッドクローバーの栽培・育て方
レッドクローバーは繁殖力が強く雑草化しやすいので、プランターなどの限られたスペースでの栽培がおすすめです。
レッドクローバーは多年草ですが、2年目以降は生育が悪くなるので、毎年、種を撒くのがおすすめです。
【植える時期】レッドクローバーの種まきは4〜5月か9〜10月が適期です。
株分けでも増やすことができますが、その場合には4〜5月が適期になります。
【植える場所】
レッドクローバーは日当たりがよければ、どんな場所でもよく育ちます。
【植え方】
レッドクローバーは繁殖力が非常に強く、雑草化しやすいので、栽培の際には(地下に)囲いを作るなど、必要以上に広がらないようにする必要があります。
【収穫時期】レッドクローバーの収穫は4〜10月にかけて行います。
【収穫方法】
レッドクローバーを収穫する際には、株の地上部の根元から刈り取るにして収穫します。