ドクダミの特徴
ドクダミは初夏になると、花びらに見える白い4枚の総芭片を十字形に開き、淡黄色の花がその中心に花穂となって咲きます。
ドクダミという名前は、全草から漂う独特の臭気からつけられたと言われていますが、乾燥することにより臭気は消失します。
ドクダミは半日陰のやや湿った場所に群生し、茎上部に1〜3cmの花穂を出し、小さな花を多数つけます。
他に八重咲き(Houttuynia Cordata "Flore Pleno")や、葉に赤と黄の斑の入った品種(Houttuynia
Cordata "Chameleon")
などがあります。
ドクダミは古くから民間薬として利用され、10種類の薬効があるということで、十薬(ジュウヤク)とも呼ばれます。
ドクダミは、別名のジュウヤク(十薬)で日本薬局方に生薬として収載されています。
【ドクダミの効能】
ドクダミを乾燥させた葉はハトムギなどとともに健康茶として昔から伝統的に親しまれており、便秘、膀胱炎、解熱、解毒などに利用されます。
その他にも抗菌、整腸、高血圧効果があります。
【ドクダミの利用法】
ドクダミは開花期に地上部を刈り取り、陰干ししたものを煎じて、民間薬に利用することができます。
ドクダミの若葉は天ぷらなどの野草料理に利用されます。
ベトナムでは生の葉を、そのまま料理に利用するようです。
ドクダミの栽培・育て方
ドクダミは根付くと地下茎が広がり、はびこって除草が困難になるので、注意するするようにしてください。
ドクダミの繁殖力はとても強いので、むしり取っても、根茎が残っていると、翌年には再び繁殖してきます。
植える時期:
ドクダミの植え付けは、3〜5月が適期です。
株分けは3〜4月、9〜10月が適期です。
植える場所:
ドクダミは日当たりがよく、湿度のある場所を好みますが、日陰でも十分育ちます。
植え方:
ドクダミは繁殖力が強く、地下茎がのびて繁殖していくので栽培する場所が限られるなら、鉢で育てた方がおすすめです。
収穫時期:
ドクダミの収穫は開花期である4〜8月にかけて行います。
収穫方法:
ドクダミは開花期の全草に薬効があるので、上記の期間に地上部を刈り取って使います。
根が残っていれば、また翌年生長します。