ゲンノショウコの特徴
ゲンノショウコは日本各地の道端や山野に自生する、古くから薬草として民間療法で使われてきたハーブです。
ゲンノショウコの茎は伏せるように伸び、葉は互生して深裂し、白い5弁の花をつけます。
花色は紅紫(主に西日本)と白(主に東日本)があります。
ゲンノショウコは飲むとすぐに効果があるため、「現の証拠」の名がついたと言われています。
果実の裂開した姿が神輿の屋根に似ているので、別名、ミコシグサとも呼ばれています。
【ゲンノショウコの効能】
ゲンノショウコには下痢止めや便秘解消などの整腸作用、高血圧予防、冷え性などに効果があると言われています。
その他、湿疹やかぶれにも効果があります。
【ゲンノショウコの利用法】
ゲンノショウコは昔から全草を干して、下痢止めや冷え性の民間薬として利用されてきました。
ゲンノショウコの栽培・育て方
ゲンノショウコは風通しがよい場所に、保水性のある土で育てるようにしてください。
生長して葉が混んできたら、葉の収穫を兼ねて間引き、風通しをよくするようにしてください。
ゲンノショウコは種子で簡単に栽培できますが、雑草化しやすいので注意してください。
【植える時期】ゲンノショウコの種まきは3〜4月、9〜10月が適期です。
【植える場所】ゲンノショウコは日当たりと保水性のよい場所に植えます。
【植え方】
ゲンノショウコは繁殖力が強く雑草化しますので、地植えにする場合には地下30cmほどで囲いをして他の植物の場所まで侵食するのを防ぐようにします。
【収穫時期】ゲンノショウコの収穫は7月〜9月ごろが適期になります。
【収穫方法】
ゲンノショウコの収穫は、根元から全草をとり、それを水洗いし粗く刻んで陰干しにします。