オオバコの特徴
オオバコは生命力が強く日本各地の道ばたに自生し、高地から平地に見られる多年性の薬草です。
車に踏まれても育つ程のたくましい植物なので、全草を車前草や種子の部分は車前子と呼ぶこともあります。
オオバコは長さ15cm前後の広卵形の葉を根生し、10〜20cmの花茎を伸ばして、小さな花を穂状につけます。
【オオバコの効能】
オオバコには咳止め効果や解熱作用、むくみの解消、利尿作用、腫れ物、ものもらいの症状の緩和、下痢止め、止血、強壮などの様々な効果があります。
【オオバコの利用法】
オオバコは全草や種子を薬草として利用するほか、乾燥葉をハーブティーに利用することもできます。
オオバコの栽培・育て方
オオバコは元来たくましい性質ですので、あまり手を加えずに簡単に育てることができます。
発芽後は茎葉が混んできた所から、こまめに間引きするようにするとよく育ちます。
【植える時期】オオバコの植え付けは4〜6月ごろが適期になります。
【植える場所】オオバコは日当たりのよい場所に植えるようにしてください。
しかし、耐陰性も強いので日陰でも十分育てることができます。
【植え方】
オオバコは生命力と繁殖力が非常に強いので、地植えにすると雑草化し他の場所まで侵出するので、囲いを作って栽培するようにした方が無難です。
【収穫時期】
オオバコの収穫は全草を収穫する場合は7〜8月、種子の収穫は9〜10月が収穫期になります。
【収穫方法】オオバコを収穫したら、水洗いをして日干しにします。
種子を採取する場合は、収穫して乾燥させた穂をたたいて収穫します。