タラゴンの特徴
タラゴンには、フレンチタラゴンとシベリア原産のロシアンタラゴンの2種類があります。
直立した茎が50cm程の茂みのようになり、葉は細長く先がとがっています。
つぽみをつけることがありますが、ほとんど開花せず、種子がとれるのは稀です。
ロシアンタラゴンは草丈がlm以上になりますが、香りがフレンチタラゴンより劣るので、料理のに用いられることはほとんどありません。
料理には香りのよいフレンチタラゴンが利用されますが、不稔性のため種はできません。
タラゴンは収穫したのち、冷凍または、ビネガーやオイルにつけて保存します。
【
タラゴンの効能】
タラゴンは駆虫効果がありますので、庭に植えていると、周りの植物にも虫がつくことを避けることができます。
その他、リュウマチの症状の緩和や消化促進、食欲増進作用があります。
【タラゴンの利用法】
タラゴンにはアニスに似た甘い香りがあり、鶏料理や魚料理、スープによく合います。
フランス料理ではフィーヌゼルブに欠かせないハーブのひとつとして重宝されています。
また、タラゴンの若葉はソースや、オムレツなどの卵料理に利用することができます。
タラゴンの香りは、乾燥させると消えてしまうので、フレッシュのままで使うようにしてください。
ハーブビネガーにも利用することができます。
タラゴンの栽培・育て方
タラゴンの香りを維持して収穫するためには、2年に一度くらい株分けをして、株を更新する必要があります。
秋には腐葉土や堆肥で根元を覆い、冬は株のまわりに腐葉土を敷いて覆います。
タラゴンを鉢植えにした場合に、冬に室内に取り込むと寒さにあわないため、翌年の春に萌芽しなくなってしまいます。
寒さに当てることが必要なのです。
植える時期:
タラゴンの植え付け時期は、3〜5月および9〜10月が適期で。
植える場所:
タラゴンは暑さに弱いため、排水がよく、半日陰で涼しい場所に植えてください。
植え方:
タラゴンは種子がないので、苗で購入するか、食材として売られているものを購入し、挿し木にして栽培するようにします。
収穫時期:
タラゴンの葉の収穫は5〜10月にかけて長い間、行うことができます。
収穫方法:
タラゴンは暑さに極端に弱いので、春の芽出しから肥料を与えて一気に生長させ、梅雨前に株元から10cmぐらいで刈り取ります。
涼しい場所で栽培しているタラゴンは、葉の香りが最も強くなる夏がベストの収穫期です。
1年目は収穫を我慢し株の充実に充て、翌年から葉を摘み取るようにします。
収穫したタラゴンの保存は、オイル漬けや酢漬け、冷凍保存にします。