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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



ヒソップの概要

ヒソップ

シソ科 多年草



【学名】 Hyssopus Officinalis

【別名】 ヤナギハッカ

【将来的なサイズ】 高さ:60cm 幅:50cm

【花期】 6〜8月

【原産地】 地中海沿岸、西アジア

【耐寒性】 あり

【利用部分】 花、葉、茎

【利用方法】 料理、ハーブティー、園芸、クラフト

【効能】 消炎作用、血圧低下作用、整腸作用、発汗作用

【注意点】 妊娠中、高血圧の場合には摂取を控える

ヒソップの特徴

ヒソップは初夏から夏にかけて、青紫色の花を枝先いっぱいに咲かせる、姿の美しいハーブとして人気があります。

ヒソップのハーブとしての歴史は古く、語源はヘブライ語のezof(holy herb)で、神聖なる場所を清めるために使われたり、古くから薬草として用いられてきました。

ユダヤ教では「聖なるハーブ」とされ、清めとして食べる習わしがあったと言われています。


ヒソップの茎は基部でよく分枝して直立します。

葉は対生の披針形で、細く柳の葉のようなので、ヤナギハッカという和名もあります。

花は唇形で、茎の片側に集まり、総状花序に多数の花をつけます。

花色は青紫や桃、白などの種類があります。


ヒソップはかつて、薬や酒作りに用いられ、昔の本草書には薬効や作り方が掲載されています。

それが、10世紀にはヨーロッパに広まり、修道院製のベネディクティンというリキュールが作られることになりました。

室内を清浄する目的として、床にまくハーブとしても利用されました。



【ヒソップの効能】

ヒソップには咳を止める効果や発汗作用があり、風邪やインフルエンザ、気管支炎などの呼吸系の症状の緩和に効果があります。

その他、リウマチの症状の改善や、血圧を正常化させる効能、整腸作用などがあると言われています。


【ヒソップの利用法】

ヒソップの葉には独特の苦みと風味があり、ハーブティーにして飲んだり、レバー、ラム、豆料理に利用します。

 
美しい花は青紫色だけでなく桃色や白色もあり、ドライフラワーや花壇の彩りとして利用します。

また、チョウが嫌うコンパ二オンプランツにもなります。

ヒソップの栽培・育て方

ヒソップは日当りと水はけがよければ、土については特に選びません。

ヒソップは高温多湿は苦手ですので、梅雨や夏の時期には風通しをよくするために剪定し、花後に全体の1/3まで扇形に刈り込むと、翌年の株の形がよくなります。



【植える時期】
ヒソップの植え付けは3〜6月か9〜10月が適期となります。

また、挿し木は5〜6月が適期になります。


【植える場所】
ヒソップは日当たりよい場所に植えるようにしてください。


【植え方】
ヒソップは春か秋に種子をまき、本葉6枚で3号ポットに仮植えをし、根が底から出てきたら主枝を摘芯して株間30cmほどで定植するようにしてください。

発芽後は、葉が重ならないように間引きを繰り返してください。


【収穫時期】
ヒソップは6〜8月にかけて、収穫をすることができます。


【収穫方法】
ヒソップの葉を乾燥させて使う場合の収穫は、開花前に枝ごと刈り取るようにし、日陰で逆さに吊してよく乾かします。

葉や花を生のまま使う場合は、つぼみが開きかける頃に摘み取ります。

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