バーベインの特徴
バーベインはヨーロッパ原産のハーブで、古代から「魔法のハーブ」、「聖なるハーブ」とされ、祭壇を清めたり、お祓いなどには欠かせないハーブでした。
日本でも北海道を除き、野原や道端に自生しています。
茎が蔓のように密生する様子からクマツヅラ、その姿が乗馬の鞭に似ているのでバベンソウとも呼ばれます。
バーベインの葉は対生し、羽状で三つに深裂し、縁は鋸歯状となります。
茎は直立して上部で分枝し、その先端に茎を登るようにして5〜10ヶ程の花を次々と咲かせます。
花色には白や桃、青紫などの種類があります。
【バーベインの効能】
バーベインには鎮静作用や収斂作用、解熱効果、利尿作用などがあることが認められています。
【バーベインの利用法】
バーベインの花は鮮やかな青や紫色なので、サラダや飲み物に浮かべるとアクセントになります。
葉をハーブティーにしたり、サラダなどとして食されます。
その他、うがいやフェイシャルスチーム、お風呂の入浴剤などにも利用することができます。
バーベインの栽培・育て方
バーベインは種子や株分けで簡単に栽培でき、こぼれ種でも増えるほどの強い繁殖力があります。
バーベインはトマトの近くに植えると虫除け効果があります。
また、イチゴとは相性のよいコンパニオン・プランツで、海外では一般的に栽培に利用されているようです。
【植える時期】バーベインの植え付けは3〜5月か9〜10月が適期です。
種まきの場合は3〜4月か9〜11月が適期になります。
株分けは4〜5月が適期になります。
【植える場所】バーベインは日当りがよく、水はけのよい砂地に植えます。
【植え方】
バーベインを植え付ける際や間引く際には、株間を30cmほど開けるようにします。
【収穫時期】バーベインは6〜9月にかけて収穫することができます。
【収穫方法】
バーベインの葉を食用に利用する場合には、若葉のうちに収穫して食するようにします。
ハーブティーに用いる場合には、上記の収穫期に摘み取ったバーベインの葉を日陰で干してドライにして保存します。